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【材料】投資信託とヘッジファンドの間で特に共有されたお気に入り6銘柄=米国株個別

 米大手証券の調査によると、今年の米株式市場は投資信託とヘッジファンドにとって豊穣な銘柄選択の環境にあり、両方の組織に好まれている一握りの銘柄を発見したと発表した。

 規制当局への提出書類に基づいて、全体で2.4兆ドルの株式ポジションを持つ744社のヘッジファンドの保有銘柄と、2.8兆ドルの運用資産を持つ528社の投資信託の第3四半期開始時点の保有銘柄を分析。ヘッジファンドと投資信託の間で特に共有されたお気に入りが6銘柄あることが明らかになったという。

 それは、シグナ<CI>、ファイサーブ<FI>、ウーバー<UBER>、ワークデイ<WDAY>、ビザ<V>、マスターカード<MA>の6銘柄。

 これらの人気銘柄は今年14%上昇しているものの、S&P500に1ポイント下回っているが、これらの銘柄は長期的にアウトパフォームの強い実績を持っている傾向があるとしている。

 今年の米株式市場はマクロ環境とは対照的に、企業固有のニュースによって動いたという。同社の調査によると、S&P500は過去6カ月間、2017年以降のどの時期よりも、個別株との相関関係の弱まっており、より個別主導型になっているという。「個別主導の相場は通常、ストックピッカーがアルファを獲得する機会を増やすことにつながる」とも述べている。とはいえ、投資信託もヘッジファンドもエネルギー株などの景気循環セクターへのエクスポージャーを高めており、より広範な景気循環ラリーの恩恵を受けたとも分析した。

(NY時間13:10)
シグナ<CI> 281.05(+1.82 +0.65%)
ファイサーブ<FI> 122.47(+0.99 +0.81%)
ウーバー<UBER> 44.08(+0.12 +0.26%)
ワークデイ<WDAY> 236.88(-0.10 -0.04%)
ビザ<V> 244.26(+1.69 +0.70%)
マスターカード<MA> 407.38(+4.49 +1.11%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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