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【市況】アジア株 上海株は反発して始まるも買い続かず、懸念材料山積みで結局は下落 香港株も上げ帳消し

アジア株 上海株は反発して始まるも買い続かず、懸念材料山積みで結局は下落 香港株も上げ帳消し

東京時間11:05現在
香港ハンセン指数   17602.77(-20.52 -0.12%)
中国上海総合指数  3088.18(-4.80 -0.16%)
台湾加権指数     16494.43(+112.94 +0.69%)
韓国総合株価指数  2518.68(+9.88 +0.39%)
豪ASX200指数    7108.00(-7.47 -0.10%)

アジア株はまちまち。
台湾株と韓国株は上昇、前日のナスダック大幅上昇を受けハイテクや通信サービス関連が上昇している。

香港株と上海株は反発して始まるもすぐにマイナス圏に転落、中国の懸念材料山積みで結局は下落している。

不動産不況が懸念されているほか、中国人民銀行が事実上の政策金利を引き下げたものの小幅だったため失望感が広がっている。また、実際の若者失業率は当局公表の21%を大きく超え、60%近くあると試算する専門家もおり中国景気減速懸念は高まるいっぽう。モルスタやJPモルガン、シティ、バークレイズ、野村、UBSなど相次いで中国の今年の成長率予想を下方修正している。

人民銀行は22日、元の中心レートを予想をはるかに超える元高方向に設定した。オフショア人民元、オンショア人民元ともに対ドルで一時、約1週間ぶり高値をつけたが再び軟化している。

香港市場では碧桂園控股や龍湖集団、恒隆地産、恒基兆業地産など不動産株の一角が上昇。シャオミやレノボ、美団、JDドットコムなどハイテク関連の一角も買われている。李寧や安踏体育用品などアパレル関連は下落。
上海市場では金融や不動産、ハイテク関連が上昇。一方、医療品や生活必需品は下落している。

豪石油会社のウッドサイドエナジーは1.2%安。
23日に豪LNG(液化天然ガス)輸出プラント労働組合とウッドサイドは賃金引き上げを巡る協議を行う。同日中に合意に至らない場合、組合はストライキを実施するとウッドサイドに勧告。同社CEOは、労働組合と「非常に建設的な協議を行っており、多くの項目について実質的な合意に達した」とコメントしている。

出所:MINKABU PRESS

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