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【通貨】外為サマリー:米金利の先高観から一時145円60銭台に下げ渋る

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 16日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=145円59銭前後と前日の午後5時時点に比べて20銭程度のドル安・円高となっている。

 15日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=145円57銭前後と前日に比べて1銭程度のドル高・円安とほぼ横ばいで取引を終えた。この日に発表された米7月小売売上高が市場予想を上回った半面、米8月ニューヨーク連銀製造業景気指数は低調と強弱がまちまちだったことから方向感が定まらなかった。

 前日に鈴木俊一財務相が「為替市場の動向は高い緊張感を持って注視している。行き過ぎた動きには適切な対応を取りたい」と述べるなど、日本政府・日銀による円買い介入が警戒されていることもあり、この日の東京市場のドル円相場は上げ一服商状となっている。とはいえ、米金利の先高観がドルの下支えとなっており、午前9時50分ごろには145円68銭まで下げ渋る場面があった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0903ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0020ドル弱のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=158円74銭前後と同50銭程度のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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