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【材料】アポロが破産法申請予定のイエローにつなぎ融資を調整中 イエロー株は急伸=米国株個別

 米連邦破産法の適用を申請する見通しとなった米トラック運送大手イエロー<YELL>に対して、投資会社アポロ・グローバル<APO>が率いる債権団が新規資金を提供することで合意に近づいている。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。

 アポロは破産法の適用下で債務者を支援するDIPファイナンス(つなぎ融資)を提供する方向で最終的な取りまとめを行っているという。

 イエローは2024年に満期を迎える債務が10億ドル超を抱え、その借り換えは難航している。アポロはイエローが2019年に受けたターム融資6億ドル相当の筆頭債権者。

 このニュースを受けてイエロー株は急伸。

【企業概要】
*イエロー
 米国内外の製造・卸売・小売業者及び米国政府向けに、子会社を通じて輸送サービスを提供する。混載貨物を扱う小口トラック輸送(LTL)の他、トラック積載サービスも行い、時間指定配達、クロスボーダーサービス等にも取り組む。アパレル・家電製品・自動車部品・化学品・食品やその他様々な製品を輸送する。

*アポロ・グローバル
北米・欧州・アジアやその他の地域で、オルタナティブ資産運用事業に取り組む。年金基金、政府系ファンド、その他の機関投資家および個人投資家向けに、クレジット・プライベートエクイティ・不動産などの分野において調達・投資・運用を行う。退職貯蓄商品を提供するリタイアメントサービス事業も手掛ける。

(NY時間15:52)
イエロー<YELL> 4.07(+2.31 +131.25%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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