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【材料】マクドナルドが決算受け上昇 米国、海外とも好調 客足が依然衰えていないことを示唆=米国株個別

 マクドナルド<MCD>が上昇しており、ダウ平均をサポート。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益も予想を上回った。米国内、海外とも好調だった。米国は戦略的なメニューの値上げと客数の増加が寄与し、海外は英国とドイツ、中国に牽引されたとしている。家計のひっ迫や値上げにもかかわらず、客足が依然衰えていないことが示唆された。

 ケンプシンスキーCEOは声明で「世界的なマクロ経済の試練が続く中、われわれは成長への投資を続ける」と表明。また、「低所得層の消費者は、例え注文のサイズが小さくなっても、まだ頻繁に利用している。フルサービスやカジュアル・ダイニングからの移行組も獲得している」と述べた。

 ただ、同社はインフレ低下により値上げ幅が縮小する可能性もあり、年後半には拡大幅が縮小するとも警告。同社のボーデンCFOは、「顧客の裁量支出は限られており、業界の客足数は圧迫されている。インフレが正常化し始め、年後半に売上高の伸びは緩やかになると予想している」と述べた。

(4-6月・第2四半期)
・既存店売上高:11.7%(予想:9.4%)
  米国:10.3%(予想:9.1%)
  海外直店舗:11.9%(予想:8.3%)
  海外ライセンス:14%(予想:11.3%)
・1株利益(調整後):3.17ドル(予想:2.78ドル)
・売上高:65.0億ドル(予想:62.7億ドル)
・営業利益(調整後):31.0億ドル(予想:28.8億ドル)

(NY時間09:51)
マクドナルド<MCD> 295.99(+4.24 +1.45%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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