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【材料】三洋化成工業---紫外線防御機能を向上できる米ぬか由来のSPFブースターを開発

三洋化 <日足> 「株探」多機能チャートより

三洋化成工業<4471>は24日、紫外線防御機能を向上できる米ぬか由来のSPFブースター「コメファイン??」を開発したと発表。
米ぬかは、精米の際に出てくる農業副産物で、こめ油の搾取や肥料、飼料に活用されているが、一部は産業廃棄物として処理されている。
同製品はそのような米ぬかをアップサイクルした成分。
日焼け止め製剤には、紫外線防御を目的に、紫外線吸収剤や紫外線散乱剤などの紫外線防御剤が使用されている。紫外線吸収剤は、紫外線エネルギーを吸収して無害な熱エネルギーなどに変換する有機化合物。紫外線防御効果は高いものの、人によっては肌への負担となり、種類や使用量によってはべたつきの原因になっていた。
一方、紫外線散乱剤は、物理的に紫外線を反射・散乱する無機成分で、紫外線吸収剤に比べ肌への刺激が少ないことが特長。しかし細かい白色粉末のため、配合量を増やすと白浮きやきしむ感触の原因となる傾向があった。
同社によると、同製品は紫外線散乱剤の分散性を向上させることができるため、日焼け止め製剤中の紫外線散乱剤の使用量を減少させることができ、白浮きやきしみなどを抑制することができるとしている。また、紫外線吸収能があるとされる、米ぬか由来の天然のフェルラ酸を含有しており、日焼け止め製剤に少量配合することで、紫外線吸収剤の量を減らしても高い紫外線防御効果を達成することが可能。紫外線吸収剤の使用量低減は、肌への負担軽減にもつながるとしている。

《AS》

 提供:フィスコ

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