【経済】【クラファン・優待】著名投資家も支援! 全国270カ所以上に滞在できる「住まい」のサブスク アドレス、7月24日募集開始
全国の生活拠点に滞在できる「住まい」のサブスクリプションサービスを提供する株式会社アドレス(東京都千代田区)が、株式投資型クラウドファンディング(種類株式型)による出資を募集します。申し込みは7月24日19時30分開始を予定しています。
※「みなし時価総額」はミンカブ編集部が「発行済み株式数×募集株式の払込金額」により試算
一極集中から分散型社会の実現を目指す
アドレスが提供する「ADDress」は全国270カ所以上(2023年6月末時点)の生活拠点に滞在できる「住まい」のサブスクリプションサービスです。
「多拠点生活」のパイオニアとして新しい市場の創出を目指しており、売上、会員数、物件数のいずれも右肩上がりの成長を実現しつつ、サービスが世の中に与える影響を可視化した「社会的インパクト」も重視しています。
今回の調達では、新たな個人投資家のほか、サービスに愛着を持ったユーザーなども株主に迎え入れる「コミュニティラウンド」に挑戦することで、企業とユーザーの新しいリレーション構築を目指したい考えです。
地方を中心に人口減少・高齢化が深刻化し、町づくりの担い手不足が懸念されており、その地域に定住しないまでも、地域に継続的に関わってくれる「関係人口」の創出に力を入れる地方自治体が増える一方、都市部では働き方改革を推進する企業が増えるとともに、新型コロナの感染拡大により、リモートワークの導入が加速していると同社は考えています。
同時に、家庭や職場から一時的に解放され、自分らしくリラックスして過ごす「サードプレイス」を持ちたいと考える人も増えており、余暇を楽しみながら滞在先で働く「ワ―ケーション」、地方を転々としながら働く「多拠点生活」という言葉も聞かれるようになっているそうです。
(出典:イークラウド)
しかし、実際に多拠点生活をしている人はわずか5.9%にとどまっており、「憧れはあるがまだハードルが高い」というのが実態で、具体的なハードルとして「情報」「コミュニティ」「お金」などが挙げられるといいます。
ADDressは全国の生活拠点を手軽に利用できる「住まい」のサブスクリプションサービスとして、多拠点生活という言葉がまだ国内に浸透していない時期からサービスを始め、そのパイオニアとして、新たな市場を創造しているそうです。
「ワーケーション・多拠点生活のハードルを大きく下げることで地方の関係人口を増やし、都市部への一極集中状態から分散型社会の実現を目指します」(同社)
ADDress最大の特徴は「交流」
ADDressは全国270カ所以上の「家」に滞在できる多拠点生活プラットフォームです。
(出典:イークラウド)
会員に、遊休物件の一軒家などをADDressの住まいとして提供、部屋にはWi-Fiや家具家電など生活・仕事に必要なものが完備されており、利用日数に応じて月9800円(2泊分)から利用できます。
観光での滞在では得難い地域の暮らしを体験でき、また、別荘を所有するほどの大きなお金は不要。自宅とは違う環境でリフレッシュでき、仕事もプライベートも充実したワ―ケーションライフを送れるそうです。
ADDress最大の特徴は「交流」だといいます。
ADDressの家では、管理人である「家守」(やもり)が会員に地域の魅力を紹介したり、会員同士の交流機会を作ったりして、地域住民や会員同士の架け橋となっているほか、同じ趣味を持つ会員同士の「部活」というコミュニティも家守や会員が運営しています。
多くの家にはコリビングスペースがあり、初めて出会った会員や家守と一緒に食事をしたり、地域の情報交換をしたりして、自然なつながりが生まれるそうです。
(出典:イークラウド)
ADDressはサービスを通じて、「人と地域の可能性を広げる"分散型社会"を実現する」ことをミッションに掲げています。
会員はADDressによって、一過性の旅行とは一味違った「異日常」(もうひとつの日常)を体験することが可能に。会員は年代、性別に大きな偏りがなく、職業やバックグラウンドもさまざまであるため、多様な人と人との暮らし体験が個人の「豊かさ」への気づきにつながったり、価値観をアップデートするきっかけになったりしているそうです。
ADDressで地域暮らしを体験後、その地域に移住する会員や第2の生活拠点を展開する会員、何度も訪問する会員も。会員アンケートでは、移住に意欲のある人は43.5%に上るといいます。
一方で、地域にとっては遊休不動産の有効活用、地元商店の活性化、その場所のファン作りにつながるそうです。
ADDressは交流やコミュニティ作りに力を入れているため、観光資源のない地域でも生活を楽しむことができ、こうしたローカルエリアへの送客が可能だといいます。
「ADDressはサービス開始時から、家守をハブとした『交流』の機会を提供してきました。家守制度や、それによる地域と会員のコミュニティは、ADDressのサービスの醍醐味であり、他社に対しての優位性であると考えています」(同社)
非財務的価値である「社会的インパクト」を重視
ADDressは会員数、物件(家)数、売上ともに成長を続けており、売上高は創業期から2022年6月期まで3年連続で増加。2023年6月期も前年を上回り、4年連続増加となる見込みです。
会員数も年々増加しており、2023年6月末時点の会員数は2022年6月末比約157%となっています(実数は非公開)。
(出典:イークラウド)
新型コロナの感染が拡大した3年前(2020年6月)からの会員増加率は839%。メールマガジンやレビューを閲覧できるメール登録ユーザーは累計約20万人とアプローチ可能な見込み客も拡大しているそうです。
また、会員が1年間で利用する延べ物件数は平均22.4カ所、一度滞在した家をもう一度訪れるリピート予約の比率は61.2%となっています。
さらに、2021年に物件数は200カ所を突破、現在は全国270カ所以上に拡大しており、一般家屋のほか、古民家、シェアハウス、温泉付別荘、お寺、キャンプサイトなど多様なタイプを提供しているそうです。
ADDressでは、サービスの社会的価値を客観的に分析するため、「社会的インパクト評価レポート」を定期的に作成・一般公開しており、「幸福感をもち生きる人の増加」などを評価軸に掲げています。
これを測る項目として会員アンケートを行っており、直近のレポートでは、回答した会員のうち、「心の拠り所ができた人」は47.8%、「幸福度に変化を感じた人」は81.6%という結果が得られているそうです。
(出典:イークラウド)
「ADDressは、非財務的価値である『社会的インパクト』を定量的・定性的に示すことで、サービスに対する共感の輪を広げると同時に、結果を事業の改善に役立てる計画です」(同社)
また、ADDressは複数の自治体と連携協定を締結するなど、自治体との関係性を強化。関係人口作りのノウハウや遊休不動産の再生ノウハウを自治体へ共有しつつ、新たな物件開拓や、リモートワーカーの受け入れ機運の醸成につなげているといいます。
「ADDressが観光地やリゾート地に限らず送客できること、政府が地方のテレワーク環境の整備に予算を計上していることなどからも、地方自治体のADDress活用の意向は広がってきており、今後も連携の強化が望めると考えています」(同社)
会員数に応じた積み上げ型のビジネスモデル
ADDressは、会員数に応じて継続的な売上が発生する積み上げ型のビジネスモデルです。
(出典:イークラウド)
会員が支払う会費のうち、物件オーナーへの報酬、家守への業務委託費を除いた額がADDress側の収益で、最終的なADDressの粗利率は約3割。会員の実滞在日数に応じて報酬や業務委託費を支払うモデルのため、リスクを抑えながら多数の物件開発ができるそうです。
多拠点生活関心層を取り込み、旅行市場も獲得
同社によると、多拠点生活は「マルチハビテーション」とも呼ばれ、2030年のマルチハビテーション人口率は40.8%、市場規模は約37.5兆円。これはコロナ禍前の推計であり、リモートワークの普及を考慮すれば、さらなる伸長も想定されるそうです。
多拠点生活が浸透すれば、所得が比較的高い都市部世帯の購買力を地方に移管できるほか、人・モノ・金の流動化が期待されるといいます。
海外では、世界を旅しながらリモートワークする人を「デジタルノマド」と呼んでおり、その世界人口は3500万人、市場規模は約110兆円と推計、政府は専用のビザを発給するなどの呼び込み施策の検討を開始しています。
米国では、民間でも2015年にすでに、85%の企業がリモートワークを導入、リモートワークが根付きにくいと言われてきた日本でも、政府・企業がリモートワークの促進にかじを切っており、関連市場の拡大余地が大きいそうです。
「ADDressは足元では、国内の多拠点生活サービスの利用に関心がある層の取り込みを図り、さらに旅行市場の獲得も目指します」(同社)
会員拡大と地域交流増による好循環を
同社では直近の成長戦略として、「新料金プランの導入」を実施、さらに「会員コミュニティの強化」に取り組んでいます。
新料金プランは2月にスタート、2023年1月までは月4万4000円の住み放題プランが基本でしたが、2月からは利用日数に応じたチケット制で9800円~9万9800円の5プランとなっています。
2023年6月末時点の会員数は、新プランを開始する前の2023年1月末から40%以上増加。使い切れなかったチケットは翌月以降に繰り越せるため、退会・休会も抑制され、休会者を除いたアクティブ会員数は約2倍に成長し、安定的な売上を得やすくなったそうです。
会員コミュニティの強化策としては、会員や家守の情報交換や交流を目的としたADDress独自のオンラインコミュニティツール(Webサイト・iOS/Androidアプリケーション)を2023年夏に開設する計画だといいます。
オンライン上でのつながりにより、オフラインの会員・家守同士の結びつきをより深め、旅行サイトにはない予約行動を次々に生み出していくことで、ADDressのユニークな滞在体験を強化し、継続率を高めていきたい考えです。
(出典:イークラウド)
また、全国どこへ行ってもADDressがある状況を構築すべく、「物件数1000カ所突破」を目指して物件開拓を進める計画で、物件については、高級ラインや海外拠点など多様なプロダクトラインの提供も検討していくといいます。
「これら成長戦略の効果を最大化させるためにも、ADDressが地域から受け入れられ、地域・会員のコミュニティ満足度を高め、結果として、レビューや紹介を増やし、新規会員の拡大、地域と人との交流機会を増加させ、事業成長の好循環を生み出すことを目指します」(同社)。
(出典:イークラウド)
株主構成
アドレスはベンチャーキャピタルや事業会社、エンジェル投資家などから出資を受けています。
類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)
・ツクルバ <2978> [東証G]
・アンビション DX ホールディングス <3300> [東証G]
・ココナラ <4176> [東証G]
・JTOWER <4485> [東証G]
・ユナイトアンドグロウ <4486> [東証G]
・スペースマーケット <4487> [東証G]
株主優待
投資金額コースに応じて、予約チケットの付与などの特典を提供。
・400株(20万円コース):予約チケット追加2枚
・600株(30万円コース):同3枚
・1,000株(50万円コース)以上:同5枚、ADDressのノベルティタオル1枚
・全コース:佐別当代表とのオンラインミートアップ、アドレスのウェブサイトへ株主名掲載
※現在、ADDress会員でない人が予約チケットを利用するには、会員(ADDressのサービス利用契約を締結)になった上で、いずれかの有料プランでの3カ月利用が必要。
※既存のADDress会員も優待の対象となる。
※優待の受取方法については8月末~9月上旬ごろに順次案内する。
※予約チケットの付与、ノベルティタオル、佐別当代表とのミートアップは1人1回のみ。
※佐別当代表とのオンラインミートアップ、ウェブサイトへの株主名掲載については希望者のみ実施。詳細は募集終了後、別途、案内する。
発行者・募集情報
商 号:株式会社アドレス
所在地:〒102-0093 東京都千代田区平河町二丁目5番3号
URL:https://address.love/company
代表者:佐別当 隆志
資本金:1,000万円
発行可能株式総数:282,400,000株
発行済株式総数:6,680,878株
調達前時価総額:3,340,439,000円
設立年月日:2018年11月30日
決算期:6月
募集株式の数(上限):C種優先株式199,800株
募集株式の払込金額:1株当たり500円
申込期間:2023年7月24日(月)~8月10日(木)
※上記申込期間のうち募集期間は7月24日~8月9日。早期終了の場合には、予定した申込期間の最終日よりも早く、申し込みの受付を終了することがある。
払込期日:2023年8月25日(金)
目標募集額:3,000万円
上限募集額:9,990万円
投資金額のコース及び株数
10万円コース(200株)
20万円コース(400株)
30万円コース(600株)
50万円コース(1,000株)
特定投資家向けコース
100万円コース(2,000株)
200万円コース(4,000株)
資金使途
①調達額3,000万円(目標募集額)の資金使途
人件費:1,000万円
マーケティング費:1,340万円
手数料:660万円
②調達額6,495万円の資金使途
人件費:2,000万円
マーケティング費:3,296万円
手数料:1,198万円
③調達額9,990万円(上限募集額)の資金使途
人件費:4,000万円
マーケティング費:4,560万円
手数料:1,429万円
■連絡先
株式会社アドレス 03-6869-9009
※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、イークラウドの下記ページをご覧ください。
▼有名投資家も多数参加。全国270か所以上の家で多拠点生活を叶える住まいのサブスク「ADDress」
株探ニュース
・ | 種類株式型(C種優先株式) |
・ | 目標募集額:3000万円、上限募集額:9990万円 |
・ | VC出資実績あり |
・ | 事業会社/CVC出資実績あり |
・ | エンジェル出資実績あり |
・ | エンジェル税制あり(優遇措置B) |
・ | 株主優待あり:投資金額コースに応じて、予約チケットの付与などの特典を提供 |
・ | みなし時価総額:33億4043万9000円 |
・ | 類似上場企業:ツクルバ <2978> [東証G]、アンビション DX ホールディングス <3300> [東証G]、ココナラ <4176> [東証G]、JTOWER <4485> [東証G]、ユナイトアンドグロウ <4486> [東証G]、スペースマーケット <4487> [東証G] |
一極集中から分散型社会の実現を目指す
アドレスが提供する「ADDress」は全国270カ所以上(2023年6月末時点)の生活拠点に滞在できる「住まい」のサブスクリプションサービスです。
「多拠点生活」のパイオニアとして新しい市場の創出を目指しており、売上、会員数、物件数のいずれも右肩上がりの成長を実現しつつ、サービスが世の中に与える影響を可視化した「社会的インパクト」も重視しています。
今回の調達では、新たな個人投資家のほか、サービスに愛着を持ったユーザーなども株主に迎え入れる「コミュニティラウンド」に挑戦することで、企業とユーザーの新しいリレーション構築を目指したい考えです。
地方を中心に人口減少・高齢化が深刻化し、町づくりの担い手不足が懸念されており、その地域に定住しないまでも、地域に継続的に関わってくれる「関係人口」の創出に力を入れる地方自治体が増える一方、都市部では働き方改革を推進する企業が増えるとともに、新型コロナの感染拡大により、リモートワークの導入が加速していると同社は考えています。
同時に、家庭や職場から一時的に解放され、自分らしくリラックスして過ごす「サードプレイス」を持ちたいと考える人も増えており、余暇を楽しみながら滞在先で働く「ワ―ケーション」、地方を転々としながら働く「多拠点生活」という言葉も聞かれるようになっているそうです。
(出典:イークラウド)
しかし、実際に多拠点生活をしている人はわずか5.9%にとどまっており、「憧れはあるがまだハードルが高い」というのが実態で、具体的なハードルとして「情報」「コミュニティ」「お金」などが挙げられるといいます。
ADDressは全国の生活拠点を手軽に利用できる「住まい」のサブスクリプションサービスとして、多拠点生活という言葉がまだ国内に浸透していない時期からサービスを始め、そのパイオニアとして、新たな市場を創造しているそうです。
「ワーケーション・多拠点生活のハードルを大きく下げることで地方の関係人口を増やし、都市部への一極集中状態から分散型社会の実現を目指します」(同社)
ADDress最大の特徴は「交流」
ADDressは全国270カ所以上の「家」に滞在できる多拠点生活プラットフォームです。
(出典:イークラウド)
会員に、遊休物件の一軒家などをADDressの住まいとして提供、部屋にはWi-Fiや家具家電など生活・仕事に必要なものが完備されており、利用日数に応じて月9800円(2泊分)から利用できます。
観光での滞在では得難い地域の暮らしを体験でき、また、別荘を所有するほどの大きなお金は不要。自宅とは違う環境でリフレッシュでき、仕事もプライベートも充実したワ―ケーションライフを送れるそうです。
ADDress最大の特徴は「交流」だといいます。
ADDressの家では、管理人である「家守」(やもり)が会員に地域の魅力を紹介したり、会員同士の交流機会を作ったりして、地域住民や会員同士の架け橋となっているほか、同じ趣味を持つ会員同士の「部活」というコミュニティも家守や会員が運営しています。
多くの家にはコリビングスペースがあり、初めて出会った会員や家守と一緒に食事をしたり、地域の情報交換をしたりして、自然なつながりが生まれるそうです。
(出典:イークラウド)
ADDressはサービスを通じて、「人と地域の可能性を広げる"分散型社会"を実現する」ことをミッションに掲げています。
会員はADDressによって、一過性の旅行とは一味違った「異日常」(もうひとつの日常)を体験することが可能に。会員は年代、性別に大きな偏りがなく、職業やバックグラウンドもさまざまであるため、多様な人と人との暮らし体験が個人の「豊かさ」への気づきにつながったり、価値観をアップデートするきっかけになったりしているそうです。
ADDressで地域暮らしを体験後、その地域に移住する会員や第2の生活拠点を展開する会員、何度も訪問する会員も。会員アンケートでは、移住に意欲のある人は43.5%に上るといいます。
一方で、地域にとっては遊休不動産の有効活用、地元商店の活性化、その場所のファン作りにつながるそうです。
ADDressは交流やコミュニティ作りに力を入れているため、観光資源のない地域でも生活を楽しむことができ、こうしたローカルエリアへの送客が可能だといいます。
「ADDressはサービス開始時から、家守をハブとした『交流』の機会を提供してきました。家守制度や、それによる地域と会員のコミュニティは、ADDressのサービスの醍醐味であり、他社に対しての優位性であると考えています」(同社)
非財務的価値である「社会的インパクト」を重視
ADDressは会員数、物件(家)数、売上ともに成長を続けており、売上高は創業期から2022年6月期まで3年連続で増加。2023年6月期も前年を上回り、4年連続増加となる見込みです。
会員数も年々増加しており、2023年6月末時点の会員数は2022年6月末比約157%となっています(実数は非公開)。
(出典:イークラウド)
新型コロナの感染が拡大した3年前(2020年6月)からの会員増加率は839%。メールマガジンやレビューを閲覧できるメール登録ユーザーは累計約20万人とアプローチ可能な見込み客も拡大しているそうです。
また、会員が1年間で利用する延べ物件数は平均22.4カ所、一度滞在した家をもう一度訪れるリピート予約の比率は61.2%となっています。
さらに、2021年に物件数は200カ所を突破、現在は全国270カ所以上に拡大しており、一般家屋のほか、古民家、シェアハウス、温泉付別荘、お寺、キャンプサイトなど多様なタイプを提供しているそうです。
ADDressでは、サービスの社会的価値を客観的に分析するため、「社会的インパクト評価レポート」を定期的に作成・一般公開しており、「幸福感をもち生きる人の増加」などを評価軸に掲げています。
これを測る項目として会員アンケートを行っており、直近のレポートでは、回答した会員のうち、「心の拠り所ができた人」は47.8%、「幸福度に変化を感じた人」は81.6%という結果が得られているそうです。
(出典:イークラウド)
「ADDressは、非財務的価値である『社会的インパクト』を定量的・定性的に示すことで、サービスに対する共感の輪を広げると同時に、結果を事業の改善に役立てる計画です」(同社)
また、ADDressは複数の自治体と連携協定を締結するなど、自治体との関係性を強化。関係人口作りのノウハウや遊休不動産の再生ノウハウを自治体へ共有しつつ、新たな物件開拓や、リモートワーカーの受け入れ機運の醸成につなげているといいます。
「ADDressが観光地やリゾート地に限らず送客できること、政府が地方のテレワーク環境の整備に予算を計上していることなどからも、地方自治体のADDress活用の意向は広がってきており、今後も連携の強化が望めると考えています」(同社)
会員数に応じた積み上げ型のビジネスモデル
ADDressは、会員数に応じて継続的な売上が発生する積み上げ型のビジネスモデルです。
(出典:イークラウド)
会員が支払う会費のうち、物件オーナーへの報酬、家守への業務委託費を除いた額がADDress側の収益で、最終的なADDressの粗利率は約3割。会員の実滞在日数に応じて報酬や業務委託費を支払うモデルのため、リスクを抑えながら多数の物件開発ができるそうです。
多拠点生活関心層を取り込み、旅行市場も獲得
同社によると、多拠点生活は「マルチハビテーション」とも呼ばれ、2030年のマルチハビテーション人口率は40.8%、市場規模は約37.5兆円。これはコロナ禍前の推計であり、リモートワークの普及を考慮すれば、さらなる伸長も想定されるそうです。
多拠点生活が浸透すれば、所得が比較的高い都市部世帯の購買力を地方に移管できるほか、人・モノ・金の流動化が期待されるといいます。
海外では、世界を旅しながらリモートワークする人を「デジタルノマド」と呼んでおり、その世界人口は3500万人、市場規模は約110兆円と推計、政府は専用のビザを発給するなどの呼び込み施策の検討を開始しています。
米国では、民間でも2015年にすでに、85%の企業がリモートワークを導入、リモートワークが根付きにくいと言われてきた日本でも、政府・企業がリモートワークの促進にかじを切っており、関連市場の拡大余地が大きいそうです。
「ADDressは足元では、国内の多拠点生活サービスの利用に関心がある層の取り込みを図り、さらに旅行市場の獲得も目指します」(同社)
会員拡大と地域交流増による好循環を
同社では直近の成長戦略として、「新料金プランの導入」を実施、さらに「会員コミュニティの強化」に取り組んでいます。
新料金プランは2月にスタート、2023年1月までは月4万4000円の住み放題プランが基本でしたが、2月からは利用日数に応じたチケット制で9800円~9万9800円の5プランとなっています。
2023年6月末時点の会員数は、新プランを開始する前の2023年1月末から40%以上増加。使い切れなかったチケットは翌月以降に繰り越せるため、退会・休会も抑制され、休会者を除いたアクティブ会員数は約2倍に成長し、安定的な売上を得やすくなったそうです。
会員コミュニティの強化策としては、会員や家守の情報交換や交流を目的としたADDress独自のオンラインコミュニティツール(Webサイト・iOS/Androidアプリケーション)を2023年夏に開設する計画だといいます。
オンライン上でのつながりにより、オフラインの会員・家守同士の結びつきをより深め、旅行サイトにはない予約行動を次々に生み出していくことで、ADDressのユニークな滞在体験を強化し、継続率を高めていきたい考えです。
(出典:イークラウド)
また、全国どこへ行ってもADDressがある状況を構築すべく、「物件数1000カ所突破」を目指して物件開拓を進める計画で、物件については、高級ラインや海外拠点など多様なプロダクトラインの提供も検討していくといいます。
「これら成長戦略の効果を最大化させるためにも、ADDressが地域から受け入れられ、地域・会員のコミュニティ満足度を高め、結果として、レビューや紹介を増やし、新規会員の拡大、地域と人との交流機会を増加させ、事業成長の好循環を生み出すことを目指します」(同社)。
(出典:イークラウド)
株主構成
アドレスはベンチャーキャピタルや事業会社、エンジェル投資家などから出資を受けています。
類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)
・ツクルバ <2978> [東証G]
・アンビション DX ホールディングス <3300> [東証G]
・ココナラ <4176> [東証G]
・JTOWER <4485> [東証G]
・ユナイトアンドグロウ <4486> [東証G]
・スペースマーケット <4487> [東証G]
株主優待
投資金額コースに応じて、予約チケットの付与などの特典を提供。
・400株(20万円コース):予約チケット追加2枚
・600株(30万円コース):同3枚
・1,000株(50万円コース)以上:同5枚、ADDressのノベルティタオル1枚
・全コース:佐別当代表とのオンラインミートアップ、アドレスのウェブサイトへ株主名掲載
※現在、ADDress会員でない人が予約チケットを利用するには、会員(ADDressのサービス利用契約を締結)になった上で、いずれかの有料プランでの3カ月利用が必要。
※既存のADDress会員も優待の対象となる。
※優待の受取方法については8月末~9月上旬ごろに順次案内する。
※予約チケットの付与、ノベルティタオル、佐別当代表とのミートアップは1人1回のみ。
※佐別当代表とのオンラインミートアップ、ウェブサイトへの株主名掲載については希望者のみ実施。詳細は募集終了後、別途、案内する。
発行者・募集情報
商 号:株式会社アドレス
所在地:〒102-0093 東京都千代田区平河町二丁目5番3号
URL:https://address.love/company
代表者:佐別当 隆志
資本金:1,000万円
発行可能株式総数:282,400,000株
発行済株式総数:6,680,878株
調達前時価総額:3,340,439,000円
設立年月日:2018年11月30日
決算期:6月
募集株式の数(上限):C種優先株式199,800株
募集株式の払込金額:1株当たり500円
申込期間:2023年7月24日(月)~8月10日(木)
※上記申込期間のうち募集期間は7月24日~8月9日。早期終了の場合には、予定した申込期間の最終日よりも早く、申し込みの受付を終了することがある。
払込期日:2023年8月25日(金)
目標募集額:3,000万円
上限募集額:9,990万円
投資金額のコース及び株数
10万円コース(200株)
20万円コース(400株)
30万円コース(600株)
50万円コース(1,000株)
特定投資家向けコース
100万円コース(2,000株)
200万円コース(4,000株)
資金使途
①調達額3,000万円(目標募集額)の資金使途
人件費:1,000万円
マーケティング費:1,340万円
手数料:660万円
②調達額6,495万円の資金使途
人件費:2,000万円
マーケティング費:3,296万円
手数料:1,198万円
③調達額9,990万円(上限募集額)の資金使途
人件費:4,000万円
マーケティング費:4,560万円
手数料:1,429万円
■連絡先
株式会社アドレス 03-6869-9009
※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、イークラウドの下記ページをご覧ください。
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