【材料】新興市場銘柄ダイジェスト:リッジアイは大幅に3日ぶり反発、メイホーHDがストップ高
メイホーHD <日足> 「株探」多機能チャートより
<7369> メイホーHD 2116 +400
ストップ高を付け、年初来高値を更新している。ジェイ・フェニックス・リサーチが「10年分の成長価値を織り込めば、株主価値は433億円、現状の時価総額の約18.7倍と推計された」などと高く評価するリポートを公表し、買い材料視されている。同リポートでは「成長資金として今後5年間で希薄化比率20%で株式資金調達する前提で株価アップサイドを試算すると、現行株価の15.0倍、2万2111円と試算された」としている。
<5572> リッジアイ 2760 +359
大幅に3日ぶり反発。企業や官公庁が安心して利用できる目的特化型の大規模言語モデル(LLM)の開発を開始したと発表している。情報セキュリティ面で安心して使えるLLMの利用環境を提供するほか、日本語にチューニングされた生成AI・LLMを開発する。23年中にプロトタイプを提供し、24年から企業向け生成AI・LLM活用サービスの提供を目指す。さくらインターネット<3778>の画像処理半導体(GPU)サービスを採用する想定という。
<6182> メタリアル 1835 +167
大幅に3日ぶり反発。子会社のロゼッタ(東京都千代田区)が70億パラメータを持つ日本語大規模言語モデル「Metareal AI LLM-7B」を完成させたと発表している。同モデルを用いた特化型モデルの生成に加え、それらを用いた独自アプリケーションの受託開発などを開始する。Metareal AI LLM-7Bは、従来の言語汎用型モデルに比べ、より自然な日本語の取り扱いに長けており、文章理解や文章生成、要約等に対応しているという。
<5575> Globee 2781 -160
大幅に3日続落。14日に24年5月期の営業利益予想を前期比28.6%増の3.16億円と発表し、成長が鈍化するとの見方から売り優勢となった流れが続いている。23年5月期の営業利益は、有料会員数や導入法人数の拡大を受けて284.9%増の2.46億円で着地していた。Globeeは6月14日に新規上場し、公開価格の2.3倍となる2666円で初値を付けた。一時4495円まで上伸した後は軟調に推移しており、買い一服感も株価の重しになっているようだ。
<4586> メドレック 163 +1
3日ぶり反発。出願中の「酸捕捉剤を含有する貼付製剤」について、欧州特許庁から特許査定通知があったと発表している。痙性麻痺治療貼付剤「MRX-4TZT」(チザニジンテープ剤)をカバーする特許の一つで、有効期間は2036年まで。欧州のほか、米国や中国で特許登録済み。チザニジンは中枢性筋弛緩剤の一種で、痙性麻痺のほか、痛みを伴う肩こりや腰痛、五十肩、緊張性頭痛などの症状の治療に使用されている。
<4011> ヘッドウォーター 11170 +100
大幅に6日ぶり反発。ヴィレッジヴァンガード<2769>とエッジAIソリューションの利用でデジタルサイネージの広告効果を最大化させる実証実験を開始したと発表している。ソニーセミコンダクタソリューションズのエッジAIセンシングプラットフォーム「AITRIOS」とマイクロソフトのクラウドサービス「Microsoft Azure」で構成したソリューションを店舗に設置し、デジタルサイネージ付近にいる顧客を分析する。
《ST》
提供:フィスコ