日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
3連休明けとなる18日の東京株式市場は売り買いが交錯するなか、日経平均株価は前週末終値をはさみ強含みでもみ合う展開か。前日の欧州株市場はドイツやフランス、英国など主要国の株価指数が総じて軟調な地合いとなった。しかし、米国株市場では堅調な値動きをみせ、NYダウが上値追いを続け約7カ月半ぶりの高値水準に浮上している。また、ハイテク株中心に買いが目立ち、ナスダック総合株価指数の上昇が目立つ状況にある。7月の米製造業景況指数が市場コンセンサスを上回り、景気先行きに対する懸念が後退した。一方で、FRBによる金融引き締め策が7月のFOMCを最後に終了するとの思惑が、マーケットを強気に傾けている。東京市場では7月に入り調整色の強い地合いをみせていたが、前週13日に日経平均が470円あまりの急伸をみせ、目先リバウンド局面への移行を示唆した。前週末は小幅ながら下落して引けたが、きょうは堅調な米国株市場の動向を引き継いで改めて買いが向かう可能性がある。ただ、外国為替市場やアジア株市場の動向を横目に、不安定な値動きとなる場面も予想される。
17日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比76ドル32セント高の3万4585ドル35セントと6日続伸。ナスダック総合株価指数は同131.246ポイント高の1万4244.949だった。
日程面では、きょうは5月の第三次産業活動指数など。海外では6月の米小売売上高、6月の米鉱工業生産指数・設備稼働率など。
出所:
MINKABU PRESS