【材料】シティが決算後に上下動 NIIが予想以上に増加=米国株個別
シティグループ<C>が上下動。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、経常収益、1株利益とも予想を上回った。金利上昇で純受取利息(NII)が予想以上に増加した。トレーディング収益は債券・為替・商品(FICC)のトレーディング収入が予想範囲内だった一方、株式トレーディングは予想を若干上回った。投資銀行部門は予想を下回っている。
同銀発行するクレジットカードの利用増が利益に寄与した一方、クレジットカードの返済が困難な利用者も増えた。金利上昇やクレジットカードの利用残高が増えたことで米国のパーソナルバンキング事業収入は11%増となり、78%増加した消費者ローンに絡む評価損の影響を相殺した。
フレイザーCEOは声明で「厳しいマクロ経済環境の中、多角的なビジネスモデルと強固なバランスシートの恩恵が引き続き発揮された」と述べた。
株価は決算発表直後は上昇していたものの、通常取引に入ると次第に戻り売りに押され、下げに転じている。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益:1.33ドル(予想:1.30ドル)
・経常収益(調整後):194.4億ドル(予想:192.8億ドル)
FICC:35.3億ドル(予想:35.1億ドル)
株式:10.9億ドル(予想:9.82億ドル)
投資銀行:6.12億ドル(予想:6.71億ドル)
・純受取利息(NII):139.0億ドル(予想:125.0億ドル)
・融資残高:6606億ドル(予想:6563億ドル)
・預金残高:1.32兆ドル(予想:1.33兆ドル)
・貸倒引当金:18.2億ドル(予想:19.2億ドル)
(NY時間10:46)
シティグループ<C> 46.63(-1.05 -2.21%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
同銀発行するクレジットカードの利用増が利益に寄与した一方、クレジットカードの返済が困難な利用者も増えた。金利上昇やクレジットカードの利用残高が増えたことで米国のパーソナルバンキング事業収入は11%増となり、78%増加した消費者ローンに絡む評価損の影響を相殺した。
フレイザーCEOは声明で「厳しいマクロ経済環境の中、多角的なビジネスモデルと強固なバランスシートの恩恵が引き続き発揮された」と述べた。
株価は決算発表直後は上昇していたものの、通常取引に入ると次第に戻り売りに押され、下げに転じている。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益:1.33ドル(予想:1.30ドル)
・経常収益(調整後):194.4億ドル(予想:192.8億ドル)
FICC:35.3億ドル(予想:35.1億ドル)
株式:10.9億ドル(予想:9.82億ドル)
投資銀行:6.12億ドル(予想:6.71億ドル)
・純受取利息(NII):139.0億ドル(予想:125.0億ドル)
・融資残高:6606億ドル(予想:6563億ドル)
・預金残高:1.32兆ドル(予想:1.33兆ドル)
・貸倒引当金:18.2億ドル(予想:19.2億ドル)
(NY時間10:46)
シティグループ<C> 46.63(-1.05 -2.21%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美