【材料】JPモルガンが決算受け上昇 NIIが過去最高 通期のNII見通しも上方修正=米国株個別
JPモルガン<JPM>が上昇。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、経常収益とも予想を上回った。経常収益は過去最高となっている。金利上昇の恩恵を受け、純受取利息(NII)が予想以上に拡大し、これも過去最高となった。ガイダンスでは、トレーディング事業を除く通期のNIIの見通しを870億ドルに上方修正している。
ダイモンCEOは声明で「米経済は引き続き底堅い。消費者のバランスシートは健全さを保ち、消費は緩やかではあるが伸びが続いている。労働市場は幾分軟化しているが、雇用の伸びは依然として力強い」と述べた。
同銀は5月にファースト・リパブリック銀の買収に合意した。この買収により、米最大の銀行がさらに大きくなると同時に、米連邦預金保険公社(FDIC)の保証基金への打撃を最小限に抑えることができた。業績にはファースト・リパブリック買収による27億ドルの利益と12億ドルの準備金積み増しが含まれる。貸倒引当金は全体で29億ドルとなった。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):4.75ドル(予想:3.83ドル)
・経常収益(調整後):424.0億ドル(予想:393.4億ドル)
FICCトレーディング:45.7億ドル(予想:43.0億ドル)
株式トレーディング:24.5億ドル(予想:25.1億ドル)
投資銀行:14.9億ドル(予想:13.8億ドル)
CIB:70.2億ドル(予想:68.1億ドル)
純受取利息(NII):218.8億ドル(予想:211.7億ドル)
・融資残高:1.30兆ドル(予想:1.24兆ドル)
・預金残高:2.40兆ドル(予想:2.44兆ドル)
・利付資産利回り:2.62%(予想:2.58%)
・貸倒引当金:29.0億ドル(予想:26.2億ドル)
(通期見通し)
・純受取利息(NII):870億ドル(従来:840億ドル)
(NY時間09:35)
JPモルガン<JPM> 150.71(+1.84 +1.24%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダイモンCEOは声明で「米経済は引き続き底堅い。消費者のバランスシートは健全さを保ち、消費は緩やかではあるが伸びが続いている。労働市場は幾分軟化しているが、雇用の伸びは依然として力強い」と述べた。
同銀は5月にファースト・リパブリック銀の買収に合意した。この買収により、米最大の銀行がさらに大きくなると同時に、米連邦預金保険公社(FDIC)の保証基金への打撃を最小限に抑えることができた。業績にはファースト・リパブリック買収による27億ドルの利益と12億ドルの準備金積み増しが含まれる。貸倒引当金は全体で29億ドルとなった。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):4.75ドル(予想:3.83ドル)
・経常収益(調整後):424.0億ドル(予想:393.4億ドル)
FICCトレーディング:45.7億ドル(予想:43.0億ドル)
株式トレーディング:24.5億ドル(予想:25.1億ドル)
投資銀行:14.9億ドル(予想:13.8億ドル)
CIB:70.2億ドル(予想:68.1億ドル)
純受取利息(NII):218.8億ドル(予想:211.7億ドル)
・融資残高:1.30兆ドル(予想:1.24兆ドル)
・預金残高:2.40兆ドル(予想:2.44兆ドル)
・利付資産利回り:2.62%(予想:2.58%)
・貸倒引当金:29.0億ドル(予想:26.2億ドル)
(通期見通し)
・純受取利息(NII):870億ドル(従来:840億ドル)
(NY時間09:35)
JPモルガン<JPM> 150.71(+1.84 +1.24%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美