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【市況】注目銘柄ダイジェスト(前場):SHIFT、7&iHD、シイエヌエスなど

TONE <日足> 「株探」多機能チャートより

TONE<5967>:1148円 カ -
ストップ高買い気配。前日に23年5月期の決算を発表、営業利益は12.2億円で前期比24.0%増となり、売上高は下振れたものの従来計画線での着地となる。期末配当金は従来計画12円から20.5円へ大幅に引き上げている。24年5月期営業利益は14.5億円で同18.6%増と連続2ケタ増益見通しに。また、発行済み株式数の3.43%に当たる40万株、3億円を上限とする自社株買いの実施も発表。


ウイングアーク<4432>:2750円 カ -
ストップ高買い気配。前日に第1四半期決算を発表、ポジティブなインパクトにつながっている。営業利益は25.8億円で前年同期比33.2%増となり、据え置きの通期計画63.5億円、前期比6.8%増に対する進捗率は40.6%にまで達している。帳票・文書管理およびデータエンパワーメントの足元の販売が好調に推移しているもよう。会社側では、6-8月期も高水準であった前年同期実績を狙えるとの見方も示しているようだ。


SHIFT<3697>:30440円(+4135円)
大幅続伸。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は82.3億円で前年同期比56.0%増となり、据え置きの通期計画94億円、前期比36.0%増に対して87.6%の好進捗となっている。3-5月期は31.5億円で同2.2倍と増益率が拡大する形に。高単価人材の稼働率底上げなどでエンジニア単価が上昇し、様々な収益性改善策も定着、全セグメントで利益率が向上している。あらためて高い収益成長力が意識される状況となっているもよう。


7&iHD<3382>:5816円(-351円)
大幅続落。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は820億円で前年同期比19.9%減益となっている。市場予想は1000億円程度であり、下振れ幅の大きさにネガティブなインパクト。海外コンビニを中心として計画も下回ったようだ。ガソリン粗利の低迷が主因と捉えられている。業績の安定感が意識されていた中での2ケタ減益決算に失望売りが優勢となっている。


ファーストリテ<9983>:35030円(-420円)
反落。前日に第3四半期の決算を発表、3-5月期営業利益は1103億円で前年同期比34.8%増となり、市場予想を100億円程度上回ったとみられる。中国回復がけん引して会社計画も上回ったもようで、通期予想も従来の3600億円から3700億円、前期比24.4%増に上方修正している。決算評価で買い先行となったものの、サプライズには至っていない状況下、軟調地合いに押される形で、上値追いは限られる状況のようだ。


SERIOHD<6567>:712円 カ -
ストップ高買い気配。26年5月期の営業利益目標を7.66億円とする中期経営計画を発表している。就労支援事業でコールセンターへのコンサルティングなどサービス提供領域を拡大するほか、放課後事業で民間へ運営移管する新規自治体への進出などを図る。24年5月期の営業利益予想は前期比114.5%増の4.39億円とした。年間配当予想は8.50円(前期7.00円)。23年5月期の営業利益は12.5%減の2.04億円で着地している。


シイエヌエス<4076>:1913円(+198円)
年初来高値。24年5月期の営業利益予想を前期比29.6%増の7.24億円と発表している。事業基盤の強化や新たな顧客獲得、デジタル変革ソリューションの拡充などを推進する。年間配当予想は46.00円とし、前期(45.00円)から増配する。23年5月期の営業利益は4.8%増の5.59億円で着地した。デジタル革新推進事業などが堅調に推移した。また、顧客のビジネス変革デザインを支援するコンサルティング事業部を設立したことも開示している。


オキサイド<6521>:3695円(+300円)
大幅に続伸。24年2月期第1四半期(23年3-5月)の営業損益を0.48億円の赤字(説明資料によると、前年同期実績は3.24億円の黒字)と発表している。主力の半導体事業で発生していた一部調達部材の不具合がおおむね解決に向かい、同事業の売上高が四半期で過去最高となった。通期予想の営業損益は4.71億円の黒字で据え置いた。第1四半期が会社計画(2.29億円の赤字)を上回ったことが好感され、買いが入っているようだ。
《ST》

 提供:フィスコ

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