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【市況】株価指数先物【昼】 後場中盤辺りからは需給イベントに絡んだ商いに


 日経225先物は11時30分時点、前日比270円安の3万2160円(-0.83%)前後で推移。寄り付きは3万2370円とシカゴ日経平均先物清算値(3万2465円)を下回り、売り先行で始まった。その後は自律反発を狙った動きがみられ、現物の寄り付き後ほどなくして上昇に転じると、3万2550円まで買われる場面も見られた。ただし、パッシブ型ETFの決算に伴う売り需要が見込まれるなか、終盤にかけてはショートの流れが強まり、一時3万2050円まで売られた。

 日経225先物は寄り付き後早い段階で自律反発の動きとなったものの、ETFの決算に伴う売り需要が見込まれるなか、押し目待ちのロングの動きやショートカバーのタイミングとしては早過ぎたようだ。ただし、節目の3万2000円に接近したこともあり、同水準では押し目狙いのロング対応に向かわせたとみられる。後場はETFの決算における分配金捻出のための売り需要に向かう形での押し目待ち狙いのロングに加えて、ショートカバーが入りやすいとみられるなか、後場中盤辺りからの動向が注目されそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.32倍に低下した。ボリンジャーバンドの-2σを割り込み、14.26倍辺りに位置する-3σに接近してきた。NTショートの巻き戻しが次第に意識されてきそうだ。

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