【通貨】NY外為:ドル・円一時140円台回復、日米金利差拡大観測根強く
米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより
NY外為市場でドル・円は一時140円11銭まで上昇した。日米金利差拡大観測に伴うドル買い・円売りが加速。米5月消費者物価指数(CPI)の伸びが予想以上に鈍化も米連邦準備制度理事会(FRB)が注目のコア指数の伸び鈍化ペースは想定以上に遅く利上げサイクルの停止にはまだ遠いとの見方が強まった。
ユーロ・円は150円24銭から151円25銭まで上昇し5月来の高値を更新。欧州中銀は今週開催の定例理事会で追加利上げが予想されており、日欧金利差拡大観測を受けたユーロ買い・円売りが優勢となった。ポンド円は176円65銭まで上昇し2016年1月来の高値を更新。英国の賃金の伸び拡大で、英中銀の追加利上げ観測が強まり日英金利差拡大観測にポンド買い・円売りにも拍車がかかった。
《KY》
提供:フィスコ