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【市況】株価指数先物【寄り前コメント】 SQは無難に通過、ボリンジャーの+1σまでの調整を経てリバウンド狙いへ


大阪6月限ナイトセッション
日経225先物 31830 +230 (+0.72%)
TOPIX先物 2200.5 +10.5 (+0.47%)
シカゴ日経平均先物 31835 +235
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 8日の米国市場は、NYダウ S&P500ナスダックの主要な株価指数が上昇。米新規失業保険申請件数は2万8000件増の26万1000件だった。2021年7月以来の増加幅となり、米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締め継続への警戒感が和らいだ。来週に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて積極的な売買は手控えられたものの、米長期金利が低下したことでハイテク株が買い戻された。S&P500業種別指数は自動車・同部品、半導体・同製造装置、小売が上昇した一方で、耐久消費財・アパレル、不動産、エネルギーが下落。

 シカゴ日経平均先物(9月限)清算値は、大阪比235円高の3万1835円だった。日経225先物(9月限)のナイトセッションは、日中大阪比100円高の3万1700円で始まり、3万1660円~3万1740円辺りで保ち合いを継続。中盤にかけて軟化し下落に転じると、米国市場の取引開始後には3万1440円まで売られる場面が見られた。しかし、売り一巡後は買い戻しが強まり、終盤にかけて上げ幅を広げると3万1850円まで買われ、3万1830円でナイトセッションの取引を終えた。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まることになりそうだ。米国ではハイテク株主導での上昇となっており、指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均株価をけん引する展開が見込まれる。直近2日間の大幅な下げによってボリンジャーバンドの+2σから+1σまで一気に調整を見せたことで過熱感が和らいでいることもあり、リバウンド狙いのロングが入りやすいタイミングでもある。

 6月限の先物オプション特別清算指数算出(SQ)に絡んだ商いの影響については、米国市場の上昇もあって無難に通過すると考えられる。シカゴ先物にサヤ寄せする格好で買い越しになるとみられ、寄り付き後はSQ値が心理的な抵抗となる可能性には注意しておきたいところである。また、節目の3万2000円が心理的な抵抗として意識されやすく、戻りの鈍さが見られると、ヘッジファンドからの短期的なショートが入りやすいだろう。そのため、オプション権利行使価格の3万1625円から3万2000円処でのレンジを想定する。

 VIX指数は13.65に低下し、一時13.53まで下げる場面も見られており、年初来の安値を更新。短期VIXも低下しており、リスク選好に向かわせやすい。昨日のNT倍率は先物中心限月で14.44倍に低下した。14.50倍を挟んだ直近のレンジ下限水準まで下がってきており、ボリンジャーバンドの+1σを下回ってきた。この流れからはNTショートに向かわせやすいものの、+1σからのリバランスの動きが意識されやすく、NTロングでのスプレッド狙いが入りやすいだろう。

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