市場ニュース

戻る
 

【通貨】外為サマリー:一時139円80銭台に伸び悩む、1~3月期GDP改定値の上振れなどを受け

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 8日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=139円93銭前後と前日の午後5時時点に比べて50銭程度のドル高・円安となっている。

 7日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=140円13銭前後と前日に比べて50銭程度のドル高・円安で取引を終えた。世界的なインフレ圧力の強さが意識されるなか、米長期金利の上昇が支援材料となるかたちで一時140円25銭まで上伸した。

 ただ、140円台では戻り売りが出やすく、この日の東京市場のドル円相場は上げ一服商状となっている。また、内閣府が朝方発表した1~3月期の実質国内総生産(GDP)改定値が年率2.7%増と速報値の1.6%増から上振れたことや、財務省が発表した4月の国際収支統計(速報)で経常収支が3カ月連続の黒字となったことが円買いにつながり、午前9時40分過ぎには139円85銭まで伸び悩む場面があった。一方、前日に欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのマクルーフ・アイルランド中銀総裁やクノット・オランダ中銀総裁らが一段の利上げを呼び掛けたことなどを背景に、ユーロが買われやすくなっている。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0709ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0020ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=149円84銭前後と同90銭弱のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS

株探からのお知らせ

    日経平均