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【市況】ダウ平均は小反落もナスダックは堅調 アップルが最高値更新=米国株前半

NY株式5日(NY時間12:46)
ダウ平均   33721.96(-40.80 -0.12%)
ナスダック   13311.93(+71.16 +0.54%)
CME日経平均先物 32340(大証終比:+100 +0.31%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅に反落しているものの、IT・ハイテク株への買いは続いており、ナスダックは続伸している。

 先週は週末に大幅高を演じ、物色の矛先もこれまでの人工知能(AI)関連を中心としたIT・ハイテク株に限定されていたものが、他のセクターにも広がっていた。6月相場に入ってその流れが継続できるか市場は注目している。

 金曜日には強弱まちまちの米雇用統計が発表されたが、市場はFRBの追加利上げへの期待は正当化される内容ではあるものの、来週のFOMCは様子を見るとの見方を有力視している。

 むしろ、先週の米雇用統計からソフトランディングへの期待を高めている模様。「景気後退が近いことを示す先行指標が増加しているにもかかわらず、労働市場の強さが続いている。そのため個人消費の水準が頑強で、景気後退の発症が先送りされている」といった声や、「雇用が大幅に弱まるまでは景気後退に傾くことはない。1950年代まで遡ると、求人数が減少するたびに失業率は急上昇してきたが、今回のサイクルではまだ起きていない。この傾向は続き、景気後退を遅らせる可能性がある」といった声も聞かれた。

 エクソンモービル<XOM>、シェブロン<CVX>といったエネルギー株が堅調。サウジが7月からさらに日量100万バレルの減産を行うと発表し、原油相場が上昇。

 アップル<AAPL>が最高値更新。同社は本日から9日までアップル世界開発者会議(WWDC23)を開催し、複合現実(MR)ヘッドセットを発表すると期待されている。

 大手銀株が軟調。今年の銀行危機後の金融システムを強化するため、米規制当局が米大手銀に対し、必要な自己資本要件を平均20%引き上げる新たな規則を計画していると伝わった。

エクソンモービル<XOM> 106.11(+0.35 +0.33%)
シェブロン<CVX> 156.66(+0.40 +0.26%)

JPモルガン<JPM> 138.79(-1.68 -1.20%)
シティグループ<C> 46.44(+0.12 +0.25%)
バンカメ<BAC> 28.68(-0.03 -0.11%)
ウェルズ・ファーゴ<WFC> 40.88(-0.37 -0.89%)
ゴールドマン<GS> 322.54(-1.11 -0.34%)
モルガン・スタンレー<MS> 83.95(-0.40 -0.47%)

アップル<AAPL> 184.20(+3.25 +1.79%)
マイクロソフト<MSFT> 337.84(+2.44 +0.73%)
アマゾン<AMZN> 124.94(+0.69 +0.56%)
アルファベットC<GOOG> 127.16(+1.93 +1.54%)
テスラ<TSLA> 218.79(+4.82 +2.25%)
メタ・プラットフォームズ<META> 273.17(+0.56 +0.21%)
AMD<AMD> 118.71(+0.85 +0.72%)
エヌビディア<NVDA> 392.29(-0.98 -0.25%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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