【市況】31日の米株式市場の概況、債務上限問題の採決控えNYダウは134ドル安
NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
米債務上限問題の下院採決を前に買い手控えの動きが強まったほか、人気化していたエヌビディア<NVDA>の株価が急反落したことなどが警戒された。また、4月雇用動態調査(JOLTS)は求人件数が市場予想を上回りインフレ長期化懸念が浮上した。これを受けNYダウ、ナスダック指数ともに下落した。マイクロソフト<MSFT>やアマゾン<AMZN>、アルファベットC<GOOG>が安く、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD>やテキサス・インスツルメンツ<TXN>など半導体株が下落した。JPモルガン<JPM>やバンカメ<BAC>も値を下げた。半面、テスラ<TSLA>やメタ・プラットフォームズ<META>、セールスフォース<CRM>が高く、ユナイテッドヘルス<UNH>やイーライ・リリー<LLY>が値を上げた。
ナスダック総合株価指数は82.141ポイント安の1万2935.285と4日ぶりに反落した。
出所:MINKABU PRESS