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【材料】コールズが決算受け大幅高 業績改善への取り組みの結実を示唆=米国株個別

 百貨店のコールズ<KSS>が大幅高。取引開始前に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、既存店売上高は予想以上の減収となったものの、1株利益が予想外の黒字となった。商品在庫が予想を下回り、粗利益率も予想以上で、2月に就任したキングスバリーCEOの業績改善への取り組みが実を結び始めていることを示唆した。通期のガイダンスについては従来の見通しを据え置いている。

 キングスバリーCEOは声明で、「2023年の主要な優先事項のそれぞれに対して前進している」と述べ、在庫管理と経費の規律にも言及した。なお、バランスシート改善までは自社株買いは予定していないことも表明した。

(2-4月・第1四半期)
・既存店売上高:-4.3%(予想:-3.9%)
・1株利益(調整後):0.13ドル(予想:-0.43ドル)
・売上高:33.6億ドル(予想:33.4億ドル)
・粗利益率(調整後):39.0%(予想:36.9%)
・商品在庫:35.3億ドル(予想:37.1億ドル)

(通期見通し)
・1株利益(調整後):2.10~2.70ドル(予想:2.40ドル)
・売上高:-2~-4%
・営業利益率:約4%(予想:3.9%)

(NY時間09:36)
コールズ<KSS> 22.84(+3.57 +18.53%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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