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【市況】S&P500の関連指数が点滅させている一見弱気なシグナルに惑わされてはいけない

 米大手銀のストラテジストから、S&P500の関連指数が点滅させている一見弱気なシグナルに惑わされてはいけないとの指摘が出ている。歴史を振り返れば、この先、強い上昇を示す可能性さえあるという。

 S&P500は時価総額に応じたウェートで採用銘柄を組み入れている時価総額加重平均だが、そうではなく、採用銘柄を均等に組み入れたS&P500均等加重指数というのもある。その指数の50日線が先週、200日線を割り込み、デッドクロスを示現した。しかし、時価総額加重指数であるS&P500にはマイナスの影響はないと指摘している。

 実際、1992年以来、S&P500均等加重指数で19回のデッドクロスが示現しているが、その後のS&P500は20日間で2.6%、260日間で16.8%の上昇が中央値ベースで見られ、そのうちの15回は前年比プラスで取引されていたという。

16日終値
S&P500 4109.90(-26.38 -0.64%)
S&P500均等加重指数 5693.44(-1.47%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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