【市況】NY連銀調査 米消費者は短期的にインフレはより緩やかな上昇を予想
NY連銀がこの日発表した4月の消費者期待調査によると、米消費者は短期的にインフレはより緩やかに上昇すると予想しており、クレジットへのアクセスがより困難になるかどうかについては様々な見解を持っていることが示された。
1年先インフレ期待の中央値は3月に比べて0.3%ポイント低下し4.4%となった。しかし、3年、5年先の見通しは悪化し、それぞれ2.9%、2.6%のインフレを見込んでいる。また、信用アクセスに関する認識も前回の悪化後に4月はまちまちとなった。NY連銀は声明で、「1年前に比べて信用を得るのが容易になったと回答した世帯の割合と、困難になったと回答した世帯の割合の両方が減少した」と述べた。
また、今回の調査で消費者が米労働市場の先行きに対して悲観的な見方を強めていることも明らかとなった。米失業率が1年後に上昇する確率の平均は1.1ポイント上昇し41.8%となり、直近12カ月平均の40.2%を上回った。また、今後1年間に職を失う確率も上昇している。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
1年先インフレ期待の中央値は3月に比べて0.3%ポイント低下し4.4%となった。しかし、3年、5年先の見通しは悪化し、それぞれ2.9%、2.6%のインフレを見込んでいる。また、信用アクセスに関する認識も前回の悪化後に4月はまちまちとなった。NY連銀は声明で、「1年前に比べて信用を得るのが容易になったと回答した世帯の割合と、困難になったと回答した世帯の割合の両方が減少した」と述べた。
また、今回の調査で消費者が米労働市場の先行きに対して悲観的な見方を強めていることも明らかとなった。米失業率が1年後に上昇する確率の平均は1.1ポイント上昇し41.8%となり、直近12カ月平均の40.2%を上回った。また、今後1年間に職を失う確率も上昇している。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美