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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 木徳神糧、東映アニメ、オービック (25日大引け後 発表分)

木徳神糧 <日足> 「株探」多機能チャートより

 4月25日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 木徳神糧 <2700> [東証S]  ★今期経常を一転23%増益に上方修正・12期ぶり最高益、配当も10円増額
 ◆23年12月期の連結経常利益を従来予想の11億円→16.8億円に52.7%上方修正。従来の19.8%減益予想から一転して22.5%増益を見込み、一気に12期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。需要に対応した仕入の徹底や仕入ルートの複線化など業態ごとの仕入戦略が奏功し、原料調達や提案営業において優位性を実現したことが寄与。流通コストが上昇するなかで構造改革を推進しコスト全般の見直しを徹底したことも上振れにつながる。
  業績好調に伴い、年間配当を従来計画の50円→60円(前期は60円)に増額修正した。

 明星工 <1976> [東証P]  ★前期経常を24%上方修正、配当も8円増額
 ◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の58億円→72億円に24.1%上方修正。増益率が2.8%増→27.6%増に拡大する見通しとなった。建設工事事業の海外工事とボイラ事業における大口工事の進捗が堅調に推移したことが上振れの要因となった。
  併せて、前期の年間配当を従来計画の28円→36円(前の期は30円)に増額修正した。

 東洋糖 <2107> [東証S]  ★前期経常を57%上方修正
 ◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の3.5億円→5.5億円に57.1%上方修正。減益率が51.6%減→23.9%減に縮小する見通しとなった。販売価格の上昇などが寄与し、売上高が計画を上回ったことが利益を押し上げた。

 東映アニメ <4816> [東証S]  ★前期経常を19%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の250億円→297億円に18.8%上方修正。増益率が32.8%増→57.8%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。映画「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」「ONE PIECE FILM RED」「THE FIRST SLAM DUNK」の大ヒットに加え、映像製作販売事業で配信権や上映権販売、版権事業で国内外の商品化権やゲーム化権販売がそれぞれ好調だったことが要因。

 ブティックス <9272> [東証G]  ★前期経常を33%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆23年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の7億円→9.3億円に33.4%上方修正。増益率が18.4%増→58.0%増に拡大し、従来の7期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。M&A仲介事業で中大型案件の成約が想定以上に増加したことが収益を押し上げた。

 コロナ <5909> [東証S]  ★前期経常を43%上方修正
 ◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の16億円→22.8億円に42.5%上方修正。増益率が33.9%増→90.8%増に拡大する見通しとなった。買い替え需要の拡大を背景に、主力のエコキュートや石油給湯機の販売が増加するなど住宅設備機器が好調だった。また、売上構成比の良化や原材料価格高騰に対する製品価格への転嫁なども上振れにつながった。

 オービック <4684> [東証P]  ★今期経常は9%増で12期連続最高益、10円増配へ
 ◆23年3月期の連結経常利益は前の期比16.7%増の702億円になり、続く24年3月期も前期比8.9%増の765億円に伸び、12期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期はシステム投資需要の緩やかな増加が続くなか、製販一体体制の強みを生かして企業ニーズを取り込む。
  併せて、今期の年間配当は前期比10円増の260円に増配する方針とした。

 遠藤照明 <6932> [東証P]  ★前期経常益を33%上方修正
 ◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の27億円→36億円に33.3%上方修正。減益率が36.5%減→15.3%減に縮小する見通しとなった。無線コントロール照明システムなどの販売が伸び、売上高が計画を上回ったことが寄与。製品価格の改定効果に加え、コストダウンや販管費の削減を進めたことも利益を押し上げた。

 東ラヂ <7235> [東証S]  ★前期経常を60%上方修正
 ◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の5億円→8億円に60.0%上方修正。増益率が5.3倍→8.4倍に拡大する見通しとなった。固定費削減などの原価低減や材料高騰分の価格転嫁を進めたことで採算が大きく改善した。

 ムサシ <7521> [東証S]  ★前期経常を28%上方修正
 ◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の21億円→27億円に28.1%上方修正。増益率が14.0%増→46.1%増に拡大する見通しとなった。文書のデジタル化事業が好調だったことに加え、紙の価格修正による販売価格上昇も上振れに貢献した。

 東邦ガス <9533> [東証P]  ★前期経常を66%上方修正
 ◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の290億円→480億円に65.5%上方修正。増益率が32.3%増→2.2倍に拡大する見通しとなった。長期契約を中心としたLNG調達によって原材料費が想定を下回ることが上振れの要因。

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