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【注目】明日注目すべき【好決算】銘柄 ロコンド、ヨシムラHD、ドトル日レス (14日大引け後 発表分)

ロコンド <日足> 「株探」多機能チャートより

 4月14日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 ロコンド <3558> [東証G]  ★今期経常は82%増で3期ぶり最高益、自社株買いも発表
 ◆23年2月期の連結経常利益は前の期非連結比13.0%増の9.6億円で着地。続く24年2月期は前期比81.7%増の17.5億円に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は靴とファッションの通販サイト「LOCONDO.jp」の継続的な成長に加え、ロコンドとリーボック日本事業のシナジー創出などによって、33.8%の大幅増収を見込む。また、倉庫拡張の完了による倉庫賃料の固定化やリーボック事業における外部コストの内製化も利益拡大につながる。
  併せて、発行済み株式数の3.59%にあたる40万株または5億円を上限に自社株買いを実施すると発表。

 テノックス <1905> [東証S]  ★前期経常を一転28%増益に上方修正、配当も10円増額
 ◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の5億円→6.6億円に32.0%上方修正。従来の3.1%減益予想から一転して27.9%増益見通しとなった。インフラ関連の杭工事や民間設備投資の盛り上がりに伴う地盤改良工事など大型工事が寄与したほか、年明けから全国的に記録的な寒波が襲ったものの施工進捗への影響が軽微だったことも上振れの要因となった。
  業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の25円→35円(前の期は25円)に大幅増額修正した。

 ヨシムラHD <2884> [東証P]  ★今期経常は19%増で5期連続最高益更新へ
 ◆23年2月期の連結経常利益は前の期比33.2%増の13.2億円に拡大し、従来予想の7.8億円を上回って着地。続く24年2月期も前期比19.0%増の15.7億円に伸び、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。前期上振れは為替差益5.1億円を計上したことが主因。今期は前期に買収した子会社の業績が通期寄与するほか、価格改定の実施やコスト削減、M&A取得費用の減少なども大幅増益に貢献する。

 ドトル日レス <3087> [東証P]  ★今期経常は2.1倍増益、2円増配へ
 ◆23年2月期の連結経常損益は34.6億円の黒字(前の期は14.7億円の赤字)に浮上して着地。続く24年2月期の同利益は前期比2.1倍の74.4億円に急拡大する見通しとなった。今期はグループ全体で約100店舗の新規出店を計画する(退店は35店舗)。新型コロナウイルス感染拡大の影響が和らぐなか客足が回復し、既存店売上高はドトールが前期比9%増、日レスは同18%増を見込む。
  併せて、今期の年間配当は前期比2円増の32円に増配する方針とした。

 日創プロニティ <3440> [東証S]  ★今期最終を4.8倍上方修正、配当も15円増額
 ◆23年8月期の連結最終利益を従来予想の3.9億円→19億円に4.8倍上方修正。増益率が2.6倍→12倍に拡大する見通しとなった。ニッタイ工業およびエヌ・トレーディングの子会社化に伴い、負ののれん発生益15.6億円を計上したことが要因。
  併せて、期末一括配当を従来計画の15円→30円(前期は15円)に大幅増額修正した。普通配当5円と設立40周年記念配当10円を上積みする。期末配当利回りは4.34%に上昇。

 IGポート <3791> [東証S]  ★今期経常を20%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額
 ◆23年5月期の連結経常利益を従来予想の7億6600万円→9億2100万円に20.2%上方修正。増益率が33.4%増→60.5%増に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。出版事業における電子書籍や版権事業の売上増加などが利益を押し上げる。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の25円→35円(前期は5円)に大幅増額修正した。

 テラスカイ <3915> [東証P]  ★今期経常は93%増で3期ぶり最高益更新へ
 ◆23年2月期の連結経常利益は前の期比7.7%減の6.1億円になったが、従来予想の3.4億円を上回って着地。続く24年2月期は前期比93.4%増の11.8億円に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期はクラウド市場の拡大を追い風に、主力とするSalesforce関連のクラウドインテグレーション案件数が更に増加し、それに伴って自社製品の販売も伸長する計画。

 エディア <3935> [東証G]  ★今期経常は21%増で8期ぶり最高益、5円で初配当へ
 ◆23年2月期の連結経常利益は前の期比29.2%増の1億4600万円で着地。続く24年2月期も前期比21.2%増の1億7700万円に伸び、8期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期はIPサービスの世界進出による売上拡大を計画するほか、電子コミック事業も作品数の増加によって収益が伸びる見込み。
  併せて、今期の年間配当は16年4月上場来初となる5円を実施する方針とした。

 グッドパッチ <7351> [東証G]  ★今期経常を17%上方修正
 ◆23年8月期の連結経常利益を従来予想の2.6億円→3億円に17.3%上方修正。減益率が34.2%減→22.8%減に縮小する見通しとなった。デザインパートナー事業でプロジェクト獲得数とデザイナー稼働率が計画通り順調に増加するなか、連結子会社 Goodpatch GmbHの解散によって販管費が減少することなどが上振れの要因。

 FPパートナ <7388> [東証G]  ★12-2月期(1Q)経常は14億円で着地、初配当100円実施へ
 ◆23年11月期第1四半期(22年12月-23年2月)の経常利益(非連結)は14.8億円で着地。営業社員の増加によって新規保険契約と新規顧客が拡大し、売上高、経常利益ともに過去最高を更新した。
  上期計画の23.3億円に対する進捗率は63.7%となり、業績上振れが期待される。
  併せて、従来無配としていた期末一括配当は初配当となる100円を実施する方針とした。

 ラストワンM <9252> [東証G]  ★今期経常を2.8倍上方修正
 ◆23年8月期上期(22年9月-23年2月)の連結経常損益は1億3200万円の黒字となった。併せて、通期の同利益を従来予想の6000万円→1億7000万円に2.8倍上方修正した。営業業務の効率化やアライアンス先の強化によるサービス流通数の上昇に加え、不採算取引における支払手数料の条件変更が浸透してきたことが上振れの要因となる。

 プログリット <9560> [東証G]  ★今期経常を39%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆23年8月期の経常利益(非連結)を従来予想の3.2億円→4.5億円に38.9%上方修正。増益率が1.3%増→40.6%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。脱コロナ禍における英語学習需要の回復の動きが見られるなか、英語コーチングサービスとサブスクリプション型英語学習サービスの顧客数が増加することが収益を押し上げる。

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