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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 バフェット氏の発言を受け一気に2万8000円回復、買い一巡後の底堅さを見極め


 日経225先物は11時30分時点、前日比350円高の2万8020円(+1.26%)前後で推移。寄り付きは2万7870円とシカゴ日経平均先物清算値(2万7865円)にサヤ寄せする形で上昇して始まると、現物の寄り付き直後に2万7950円まで買われた。買い一巡後は2万7850円~2万7950円処のレンジで推移。終盤にかけて一気に上放れ、一時2万8070円まで上げ幅を広げる場面があった。

 日経225先物は買い一巡後は2万7900円を挟んだ保ち合いが続くなか、11時頃に日本経済新聞電子版が米著名投資家のウォーレン・バフェット氏が「追加投資を検討したい」と日本株に強気な見解を示したと報じた。バフェット氏は現在、5大商社株しか保有していないが、割安感が高まったら追加投資に踏み切る考えを明らかにした、との報道をきっかけにロングを仕掛ける動きが強まった。

 ランチタイムでは2万8000円水準でのこう着を見せており、ショートカバーは限られそうだが、2万8000円を挟んで底堅さが継続するようだと、ショートポジションの圧縮に向かわせそうだ。また、ロングにおいても、押し目狙いのタイミングを引き上げてくる展開も意識されよう。ただ、思惑的なトレードが先行したことにより、まずは底堅さを見極めたいところだろう。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.03倍に上昇した。25日移動平均線水準からのリバウンドを見せており、NTロングによるスプレッドを狙った動きに向かわせたようだ。

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