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【通貨】NY為替:日銀緩和維持の思惑で円安進行

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

10日のニューヨーク外為市場でドル・円は、132円69銭から133円87銭まで上昇し、133円59銭で引けた。米3月雇用統計を受けて労働市場が引き続き堅調であることが証明されたほか、NY連銀3月調査で1年のインフレ期待が上昇したため5月連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利上げ観測が強まり、金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。さらに、日銀の植田新総裁が現行の大規模緩和を当面維持する姿勢を示したため円売りも加速。

ユーロ・ドルは、1.0900ドルから1.0831ドルまで下落し、1.0860ドルで引けた。ユーロ・円は144円49銭から145円16銭まで上昇した。欧日金利差の拡大観測を受けたユーロ買い・円売りが強まった。ポンド・ドルは、1.2420ドルから1.2345ドルまで下落。ドル・スイスは、0.9070フランから0.9120フランまで上昇した。

《MK》

 提供:フィスコ

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