【市況】明日はFOMC ドットプロットの上方修正のリスクを市場は過小評価との声も
きょうからFOMCが始まっており、明日結果が発表されるが、今回の金融システムの波乱を受けて、FRBがどう対応してくるか確認したい雰囲気も強い。市場では利上げは実施されるものの、FRBはこれまでよりも慎重なトーンも示し始めるのではとの見方も出ている。
ターミナルレート(最終到達点)の予想も下方修正の動きが出ており、短期金融市場では明日を含めて0.25%ポイントの利上げをあと2回実施して利上げサイクルを一旦停止するとの見方で織り込んでいる。
今回はFOMCメンバーの金利見通し(ドット・プロット)も公表されるが、今年末の見通しの中央値が12月時点と同様に5.125%(5.00-5.25%を示唆)となるか注目される。
ただ一部からは、FRBは金融問題とインフレとの闘いを明確に区別するため、ドットプロットを上方修正するリスクを市場は過小評価しているとの声も聞かれる。ドットプロットが上方修正されれば、逆に金融市場における現在の警戒感が薄れ、FRBが依然としてインフレとの闘いに注力していることを示すことになるという。
今回のドットプロットの中央値は12月の5.125%から5.375%(5.25-5.50%を示唆)へと上方修正させる可能性があるという。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ターミナルレート(最終到達点)の予想も下方修正の動きが出ており、短期金融市場では明日を含めて0.25%ポイントの利上げをあと2回実施して利上げサイクルを一旦停止するとの見方で織り込んでいる。
今回はFOMCメンバーの金利見通し(ドット・プロット)も公表されるが、今年末の見通しの中央値が12月時点と同様に5.125%(5.00-5.25%を示唆)となるか注目される。
ただ一部からは、FRBは金融問題とインフレとの闘いを明確に区別するため、ドットプロットを上方修正するリスクを市場は過小評価しているとの声も聞かれる。ドットプロットが上方修正されれば、逆に金融市場における現在の警戒感が薄れ、FRBが依然としてインフレとの闘いに注力していることを示すことになるという。
今回のドットプロットの中央値は12月の5.125%から5.375%(5.25-5.50%を示唆)へと上方修正させる可能性があるという。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美