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【特集】ロジザード Research Memo(5):リソースを新規顧客開拓と研究開発に振り向ける。成長投資は適切に実施

ロジザード <日足> 「株探」多機能チャートより

■今後の見通し

2023年6月期の単体業績は、売上高で前期比3.0%増の1,824百万円、経常利益で同45.6%減の199百万円、当期純利益で同41.1%減の139百万円の期初を据え置いている。なおロジザード<4391>は、子会社で中国現地法人である龍騎士供応鏈科技(上海)有限公司の解散及び清算手続きを行っている。清算が結了すると業績は同社単体となることから、2023年6月期の業績予想は単体の予想となっている。このため、記載した前期比は連結業績と単体業績の単純比較による参考数値である。物流業界における人手不足とそれに起因する省力化・自動化ニーズの高まりは、引き続き同社の事業にとってプラスとなることから売上高に関しては増収を見込んでいる。利益面は、研究開発投資及び人材投資を先行して実施するため一時的な減益を見込んでいる。

下期は、「ロジザードPLUS」のEOSに割いていた人員を製品開発と新規顧客開拓に振り分け、新規顧客開拓に注力していく。「ロジザードOCE」と「ロジザードZERO-STORE」は、顧客ニーズに合わせて各システムを連携させながら、受注の拡大を目指す。これによりアカウント増加のスピードが、下期に向けて加速することを見込んでいる。

先行投資については、時期や効果を見極めながら人材採用や研究開発などの必要な分野へ実行していく。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)

《SI》

 提供:フィスコ

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