【材料】ヤーマンがS安ウリ気配、中国販売拡大ペースダウンで23年4月期業績予想を下方修正
ヤーマン <日足> 「株探」多機能チャートより
世界的なインフレ圧力の上昇を背景とした消費財の値上がりが続くなか、高価格帯製品の需要の低迷が見られ始めたことに加えて、中国のゼロコロナ政策の大幅緩和の影響により中国販売の拡大がペースダウンしたことなどが要因。また、ヘアケア・シェーバーなどの新カテゴリやリピート商材への中期的な売り上げ拡大に対する投資が先行したことや、直近の急激な為替変動の影響により利益も下振れる見通しだ。
同時に発表した第3四半期累計(22年5月~23年1月)決算は、売上高353億8900万円(前年同期比11.7%増)、営業利益57億1100万円(同4.9%減)、純利益35億7400万円(同16.2%減)だった。
なお、期末配当予想は4円25銭から8円75銭へ引き上げた。23年5月に設立45周年を迎えることから、4円50銭の記念配当を実施する。年間配当予想は13円(前期8円50銭)となる。
出所:MINKABU PRESS