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【市況】アジア株 香港株は反発も上値重い 上海株は小幅高、CPIが1年ぶり低水準で金融緩和期待強まるか

アジア株 香港株は反発も上値重い 上海株は小幅高、CPIが1年ぶり低水準で金融緩和期待強まるか

東京時間11:03現在
香港ハンセン指数   20094.05(+42.80 +0.21%)
中国上海総合指数  3285.75(+2.50 +0.09%)
台湾加権指数     15851.65(+33.45 +0.21%)
韓国総合株価指数  2426.17(-5.74 -0.24%)
豪ASX200指数    7310.00(+2.23 +0.03%)

アジア株はまちまち。

香港株は反発、前日に2%超下げたことから値ごろ感で買い戻されている。ただ、米利上げペース加速への警戒感が強まっており上値は重い。前日に大きく下げたJDドットコムや龍湖集団などハイテクや不動産株の一角が買い戻されている。

上海株は小幅反発、政策期待が支え。全人代では今年の成長率目標を過去最低の「約5.0%」に設定したことから、景気支援策期待は後退していたが、習近平国家主席が、ハイエンド製造業の発展を支援するために強力な措置を講じると述べたほか、サプライチェーンの回復力を改善する必要があると指摘したことで、景気支援策に対する期待感が再燃している。また、証券日報は人民銀行は預金準備率を引き下げる可能性が高いと、専門家の意見を掲載したことも材料視されている。

きょう発表された中国2月の消費者物価指数委は+1.0%と前回の+2.1%から伸びが鈍化、1年ぶり低水準となった。生産者物価指数は-1.4%と前回の-0.8%からマイナス幅が拡大し、2020年11月以来の低水準となった。弱い物価統計を受け金融緩和期待が強まるか。

出所:MINKABU PRESS

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