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【市況】サプライチェーン改善なら、米インフレは3.8%に鈍化の可能性

 世界のサプライチェーンが改善し続ければ、インフレは低下する可能性があるとの報告が出ている。分析にNY連銀のグローバル・サプライチェーン・プレッシャー・インデックス(GSCPI)を使用し、基本シナリオでは、GSCPIは過去平均値に戻り、石油供給量も直近の水準を維持する。この場合、米消費者物価指数(CPI)は今年11月までに3.8%まで鈍化するという。

 サプライチェーンのボトルネックが改善されず、供給上の問題により原油価格が上昇した場合、インフレは5.9%になると指摘。GSCPIが通常の水準に戻れば、インフレは米経済のソフトランディングのシナリオと整合する水準に戻ると考えられると結論づけた。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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