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【市況】米中古住宅販売件数は12カ月連続下落 ただ、買い手の交渉力は上がり始めているとの指摘も

 日本時間0時に発表になった1月分の米中古住宅販売件数は年率換算で400万件と12カ月連続の減少となった。予想では増加が見込まれていた。住宅ローン金利が住宅市場を圧迫し続けていることが浮き彫りとなった。

 ただ、住宅が長く売りに出されるようになっており、売り手の中には値下げに応じる者も出てきている。発表元の全米リアルター協会によると、「米住宅販売は底を打ちつつある。在庫はまだ少ないが、買い手の交渉力は上がり始めている」と述べている。

 60日以上市場に残っている住宅は当初の販売価格よりも10%程度安く購入できるという。今年に入ってからの平均滞留日数は33日で、前年の19日から増加した。このことが住宅価格の下落圧力になっているとも指摘している。

米中古住宅販売件数(1月)00:00
結果 400万件
予想 413万件 前回 403万件(402万件から修正)

米中古住宅販売詳細
販売件数 400万件(前回:403万件)(年率換算)
中間価格 35.90万ドル(36.65万ドル) 
在庫 2.9ヵ月分(2.9ヵ月分)
()は前回値

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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