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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ブリヂストン、三菱ケミG、ゼンショHD

ブリヂストン <日足> 「株探」多機能チャートより
■I-ne <4933>  3,850円  +350 円 (+10.0%)  11:30現在
 16日に発表した「25年12月期に営業利益71.5億円目標」が買い材料。
 中期経営計画を策定。25年12月期に営業利益71.5億円(22年12月期実績は32.3億円)を目指す。

■ブリヂストン <5108>  5,121円  +185 円 (+3.8%)  11:30現在
 ブリヂストン<5108>が続伸している。16日の取引終了後に23年12月期の連結業績予想を発表。同社では米国建築資材事業、防振ゴム事業、化成品ソリューション事業を非継続事業に分類し、それ以外の継続事業で売上高4兆1500億円(前期比1.0%増)、純利益3400億円(同11.3%増)を見込み、年間配当予想を前期比25円増の200円としたことが好感されている。半導体不足の改善により新車用タイヤの需要回復を見込んでおり、乗用車/ライトトラック用タイヤ、トラック・バス用タイヤ、鉱山用・建設用タイヤの全てが前年を上回る見通し。1月20日に発表した国内市販用タイヤの値上げも貢献する。なお、想定為替レートは1ドル=123円(前期132円)、1ユーロ=133円(同138円)としている。同時に発表した22年12月期決算は、継続事業ベースで売上高4兆1100億円(前の期比26.6%増)、純利益3055億800万円(同0.8%減)だった。

■三菱ケミカルグループ <4188>  799.5円  +22.6 円 (+2.9%)  11:30現在
 三菱ケミカルグループ<4188>は反発。16日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想の修正について発表した。今期の売上収益は4兆5140億円から4兆6400億円(前期比16.7%増)に、最終利益は280億円から1180億円(同33.4%減)に見通しを上方修正した。これを好感した買いが集まったようだ。スイスの製薬大手ノバルティス<NVS>は三菱ケミGの連結子会社である田辺三菱製薬に対し、「ジレニア」に関するロイヤルティーの支払い義務を定める規定の一部は無効であり、支払い義務はないと主張し、19年に仲裁の申し立てを行った。国際商業会議所での仲裁手続きが続いていたが、三菱ケミGによると、仲裁廷は今年2月13日にノバルティスの主張を全面的に否定する判断を下したという。これに伴い従来、売上収益としていなかったロイヤルティーに関し、23年1~3月期に一括して売上収益として認識することとなり、収益が上振れする見込みとなった。

■ゼンショHD <7550>  3,640円  +100 円 (+2.8%)  11:30現在
 ゼンショーホールディングス<7550>は反発。同社は16日、菓子大手ロッテホールディングス(東京都新宿区)の傘下で外食事業を展開するロッテリアの全株式を取得すると発表した。買収による収益拡大を期待した買いが入っている。ゼンショーグループの食材調達や物流、店舗運営機能などとのシナジーが、今後のロッテリアの事業拡大や発展に寄与するものと判断したという。株式譲渡日は4月1日の予定。

■ジャフコ グループ <8595>  2,138円  +27 円 (+1.3%)  11:30現在
 ジャフコ グループ<8595>は3日ぶりに小反発している。16日の取引終了後、1722万株(発行済み株数の23.50%)の自社株を3月1日付で消却すると発表しており、好材料視されている。なお、消却後の発行済み株数は5606万株となる予定だ。

■三菱重工業 <7011>  5,060円  +35 円 (+0.7%)  11:30現在
 三菱重工業<7011>が全体軟調地合いに抗して頑強な値動きを示している。中国による台湾有事が警戒されるなか、米国は日本と連携を強化して中国に対する抑止力を高める構えを強めている。ロシアのウクライナ侵攻を契機に世界的にも国家安全保障に対する関心が高まり防衛力強化に向けた取り組みが鮮明となっており、米国株市場でも防衛関連株への投資資金流入が顕著となっている。東京市場でも、防衛省との取引金額で群を抜き防衛関連のシンボルストックに位置付けられている三菱重への注目度が改めて高まっている。同社の株価は今年に入ってから、5100円台を横に走る75日移動平均線が上値抵抗ラインとして意識されているが、テクニカル的にはこの75日線をいつブレークするかがポイントとなっている。

■イーディーピー <7794>  13,470円  -2,530 円 (-15.8%)  11:30現在
 イーディーピー<7794>が急落。16日の取引終了後、大株主のコーンズテクノロジーによる株式売却の実行について通知を受けたと発表した。市場では株式需給の悪化を懸念した売り注文が膨らんでいるようだ。売却株式数は発行済み株式総数の8.19%に相当する21万5000株で、売却実行日は2月16日。売却方法は、SMBC日興証券を通じたブロックトレードによる売却とした。

■アクシージア <4936>  1,313円  -77 円 (-5.5%)  11:30現在  東証プライム 下落率5位
 アクシージア<4936>が急反落。この日から東証グロースから同プライムへ市場区分変更がされているが、同時に売り出しの受渡日を迎えており、投資家からの売りが出ているようだ。売り出し価格は1235円で決まっている。

■東京エレクトロン <8035>  46,330円  -660 円 (-1.4%)  11:30現在
 東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>など半導体製造装置関連株が売り優勢の展開となっている。前日の米国株市場では、1月の卸売物価指数(PPI)が事前コンセンサスを上回る強い内容であったことで、金融引き締め長期化への思惑が高まり米長期金利が一時3.87%まで上昇、これを受けてハイテク系グロース株には見送りムードが強まった。そのなか、アプライド・マテリアルズ<AMAT>やエヌビディア<NVDA>など半導体主力株に売りが目立ち、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は終値ベースで2.5%安に売られている。東京市場でも半導体関連株は目先利益確定の売りに押される展開を余儀なくされている。

■オーミケンシ <3111>  382円  +80 円 (+26.5%) ストップ高   11:30現在
 オーミケンシ<3111>がストップ高。同社などが特許を出願した「カーボンナノチューブ含有セルロース繊維およびその製造方法」の登録情報が伝わっている。2020年8月に、パンクをしても一定の距離を走行できるタイヤ向けの新素材を同社が開発したと報じられ、株価が急騰した経緯があった。今回の特許はこの新素材に関連しているとの思惑が広がる格好となり、実用化に伴う業績拡大を期待した投資家の買いを集めたようだ。

■ダイワ通信 <7116>  1,680円  +300 円 (+21.7%) ストップ高   11:30現在
 ダイワ通信<7116>は切り返し急。300円高はストップ高となる1680円をつけた。この日朝方、AI(人工知能)顔認証端末を活用した登園通知システム「FACE FOUR CONNECT(フェイスフォーコネクト)」をリリースしたと発表。これを材料視した買いが入っている。同システムは、登園した園児が認証端末に顔をかざすことで端末が園児の登園を認証し、LINEアプリ(園の公式アカウント)を利用して保護者に登園確認のメッセージを自動通知するというもの。機器の提供から設置、保守サービスまで一貫した導入サービスを提供する予定。3月1日から注文の受け付けを始める。

■買取王国 <3181>  1,916円  +321 円 (+20.1%) 一時ストップ高   11:30現在
 買取王国<3181>が続急伸し一時ストップ高。16日の取引終了後、23年2月期の単独業績予想について、売上高を55億7000万円から58億2000万円(前期比17.6%増)へ、営業利益を2億6700万円から3億8000万円(同94.9%増)へ、純利益を1億7900万円から2億6500万円(同2.2倍)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を14円から16円へ引き上げたことが好感されている。活発なリュース市場に合わせてさまざまな取り組みを進めた結果、22年7月、10月及び23年1月の売上高が創業以来、それぞれの月の最高売上高の記録を更新するなど好調に推移したことが要因としている。

■アドウェイズ <2489>  647円  +100 円 (+18.3%) ストップ高買い気配   11:30現在  東証プライム 上昇率トップ
 アドウェイズ<2489>がストップ高の647円水準でカイ気配となっている。16日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感されている。上限を570万株(発行済み株数の13.57%)、または20億円としており、取得期間は2月17日から7月31日まで。株主還元及び経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することが目的という。

■セキュア <4264>  1,127円  +150 円 (+15.4%) ストップ高買い気配   11:30現在
 セキュア<4264>はカイ気配。16日の取引終了後、人工知能(AI)を活用した店舗ソリューションを開発・提供する米スタートアップのAiFi(アイファイ)との間で、無人店舗ソリューションの展開に向けて業務提携したと発表。これを材料視した買いが集まっている。今後、AiFiと共同で開発を強化し、日本の小売市場に最適化された無人店舗ソリューションの提供を目指すという。また、解析サーバーの提供・技術支援をレノボ・ジャパンと協業し、AIプラットフォームの提供・技術支援をエヌビディアと協業して、顧客に提案・提供するとしている。

■ヘッドウォータース <4011>  5,510円  +530 円 (+10.6%)  11:30現在
 16日に発表した「BTMとの協業強化」が買い材料。
 BTM <5247> [東証G]との協業を強化。スマートシティや企業DX支援サービスの地方展開を加速・拡大へ。

●ストップ高銘柄
 マイクロアド <9553>  2,669円  +500 円 (+23.1%) ストップ高   11:30現在
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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