【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 三菱ケミG、ブリヂストン、買取王国 (16日大引け後 発表分)
三菱ケミG <日足> 「株探」多機能チャートより
2月16日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
三菱ケミG <4188> [東証P] ★今期最終を4.2倍上方修正
◆23年3月期の連結最終利益を従来予想の280億円→1180億円に4.2倍上方修正。減益率が84.2%減→33.4%減に縮小する見通しとなった。ノバルティス<NVS>が田辺三菱製薬に対して、「ジレニア」のライセンス契約に関するロイヤリティ支払い義務を定める規定の一部は無効で支払い義務はないと主張していたが、仲裁廷によりこれが退けられた。これに伴い、当該ロイヤリティを第4四半期に一括計上することなどが上振れの要因となる。
買取王国 <3181> [東証S] ★今期経常を40%上方修正、配当も2円増額
◆23年2月期の経常利益(非連結)を従来予想の2.9億円→4.1億円に40.4%上方修正。増益率が33.3%増→87.2%増に拡大する見通しとなった。活発化するリユース市場に合わせて様々な取り組みを進めたことが奏功し、売上高が計画を上回ることが寄与。既存店のリニューアル費用が想定を下回ることも上振れにつながる。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の14円→16円(前期は7円)に増額修正した。
ブリヂストン <5108> [東証P] ★今期最終は12%増益、25円増配へ
◆22年12月期の連結最終利益は前の期比23.8%減の3003億円になったが、従来予想の2600億円を上回って着地。続く23年12月期は前期比11.5%増の3350億円に伸びる見通しとなった。今期は半導体不足の改善によって自動車生産が持ち直すなか、新車用タイヤの需要回復を見込む。原材料などのコスト増加は値上げ効果で吸収する。想定為替レートは1ドル=123円、1ユーロ=133円に設定した。
併せて、前期の年間配当を170円→175円(前の期は170円)に増額し、今期も前期比25円増の200円に増配する方針とした。配当利回りは4.05%に上昇。
株探ニュース