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【材料】半導体製造装置関連が総じて上値指向に、SOX指数急上昇を追い風に買い優勢

レーザーテク <日足> 「株探」多機能チャートより
 レーザーテック<6920>が強弱観対立のなかもやや買い優勢となっているほか、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>など半導体製造装置関連が総じて頑強な値動きとなっている。

 前日の米国株市場では半導体設計・開発大手のアドバンストマイクロデバイシズ<AMD>が10~12月期決算の内容が市場コンセンサスを上回ったことが好感されて12.6%高と急騰した。この流れは半導体セクター全般に波及し、画像処理半導体大手のエヌビディア<NVDA>や半導体製造装置トップのアプライド・マテリアルズ<AMAT>なども大幅高に買われた。半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は5%を超える急伸をみせており、東京市場でも同関連株への投資資金流入を誘っている。

 ただ、外国為替市場で急速にドル安・円高に振れていることはネガティブ材料。また、個別にレーザーテクは受注高予想の大幅下方修正を発表し、これを嫌気され前日は3500円強の急落に見舞われた経緯があり、信用取引を活用して買いポジションを高めていた個人投資家の売り圧力が依然として拭えない状況にある。リバウンド狙いの押し目買いは観測されるものの、2万2000円近辺で上値の重い展開となっている。

出所:MINKABU PRESS

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