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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 中部鋼鈑、JVCケンウ、阪急阪神 (1日大引け後 発表分)

中部鋼鈑 <日足> 「株探」多機能チャートより

 2月1日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 中部鋼鈑 <5461> [東証P]  ★今期経常を22%上方修正、配当も25円増額
 ◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の94億円→115億円に22.3%上方修正。増益率が70.1%増→2.1倍に拡大する見通しとなった。今期業績の上方修正は昨年9月に続き、2回目。顧客の在庫調整などを受けて販売数量は減少するものの、鉄鋼関連事業の主原料である鉄スクラップ価格が下落し、利幅が拡大することが上振れの要因となる。
  併せて、今期の年間配当を従来計画の70円→95円(前期は43円)に大幅増額修正した。年間配当利回りは5.06%に上昇。

 TDCソフト <4687> [東証P]  ★今期経常を7%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の33.5億円→36億円に7.3%上方修正。増益率が8.9%増→16.8%増に拡大し、従来の7期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。今期業績の上方修正は昨年9月に続き、2回目。金融ITソリューション分野での大規模開発案件やITコンサルティング&サービス分野でのSaaSソリューションサービスを中心に好調に推移し、売上高が計画を上回ることが利益を押し上げる。

 日東工器 <6151> [東証P]  ★4-12月期(3Q累計)経常が17%増益、自社株買いを発表
 ◆23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比17.3%増の31億円に伸びて着地。堅調な設備投資需要を背景に迅速流体継手が好調だったほか、機械工具の販売が回復し、2ケタ増収増益を達成した。
  通期計画の36.6億円に対する進捗率は84.7%に達しており、業績上振れが期待される。
  併せて、発行済み株式数の3.94%にあたる80万株または10億円を上限に自社株買いを実施すると発表。

 JVCケンウ <6632> [東証P]  ★今期最終を5%上方修正、配当も5円増額
 ◆23年3月期の連結最終利益を従来予想の152億円→160億円に5.3%上方修正。増益率が2.6倍→2.7倍に拡大する見通しとなった。今期業績の上方修正は昨年10月に続き、2回目。世界的な危機管理への機運の高まりや米国公共安全市場の堅調な需要などを背景に、無線システムが好調に推移していることが要因。
  併せて、期末一括配当を従来計画の7円→12円(前期は6円)に大幅増額修正した。

 阪急阪神 <9042> [東証P]  ★今期経常を24%上方修正
 ◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の680億円→840億円に23.5%上方修正。増益率が76.9%増→2.2倍に拡大する見通しとなった。今期業績の上方修正は昨年10月に続き、2回目。旅行事業で自宅療養者の支援業務などの受注が大幅に増加することに加え、ホテルや鉄道の利用者数が想定より伸びることが収益を押し上げる。

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