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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):FPG、Gセキュリ、ベネ・ワン

FPG <日足> 「株探」多機能チャートより
■グリムス <3150>  2,513円  +500 円 (+24.8%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率2位
 グリムス<3150>はストップ高 。同社は中小企業を主要顧客に電力料金の低減など電力コンサルティング事業を手掛ける。昨今の電力コスト高騰を背景に、顧客に調達改善を提案する同社のビジネスに追い風が強まっている。31日取引終了後に発表した23年3月期第3四半期(22年4~12月)決算は営業利益が前年同期比15%増の28億2500万円と2ケタ伸長を達成し、通期計画の27億円を超過した。これを手掛かり材料に上値を見込んだ投資資金が流入した。

■丸文 <7537>  1,247円  +230 円 (+22.6%)  本日終値  東証プライム 上昇率3位
 丸文<7537>が急反騰。半導体や電子部品のほか、レーザーなどシステム機器も扱うエレクトロニクス商社だが、足もとの業績は絶好調に推移している。31日取引終了後に23年3月期業績予想の修正を発表、経常利益は従来予想の50億円から70億円(前期比71%増)に大幅増額修正した。22期ぶりの過去最高利益更新となる。更に好業績を背景に株主還元も強化し、今期配当は従来計画の45円から22円上乗せし67円とする。これがポジティブサプライズとなり投資資金が集中した。

■FPG <7148>  1,228円  +170 円 (+16.1%)  本日終値  東証プライム 上昇率7位
 FPG<7148>が続急騰。31日の取引終了後、23年9月期第1四半期(22年10~12月)の連結決算を発表した。最終利益は前年同期比81.0%増の45億6000万円と大幅な増益となった。中間期の計画に対する最終利益の進捗率は約94%に上るなど、好決算を評価した買いが集まったようだ。売上高は同11.1%増の174億1600万円だった。リースファンド事業は、10~12月期としては過去最高の出資金販売額を達成したことなどを背景に、大幅な増収増益となった。

■Genky <9267>  4,310円  +580 円 (+15.6%)  本日終値  東証プライム 上昇率9位
 31日に決算を発表。「上期経常は一転14%増益で上振れ着地」が好感された。
 Genky DrugStores <9267> [東証P] が1月31日大引け後(15:00)に決算を発表。23年6月期第2四半期累計(7-12月)の連結経常利益は前年同期比13.9%増の35.6億円に伸び、従来の1.6%減益予想から一転して増益で着地。
  ⇒⇒Genkyの詳しい業績推移表を見る
 同時に発表した「1月既存店売上高は3.6%増」も買い材料。
 1月既存店売上高は3.6%増。

■Gセキュリ <4417>  5,340円  +705 円 (+15.2%) ストップ高   本日終値
 グローバルセキュリティエキスパート<4417>がストップ高の水準となる前日比705円高の5340円に買われた。31日の取引終了後、未定としていた期末配当予想を13円とすると発表した。22年11月1日付の1対2の株式分割を考慮すると、前期末に比べ実質5円50銭の増配の計画となる。あわせて発表した23年3月期第3四半期累計(22年4~12月)の単体決算は、最終利益が前年同期比78.3%増の3億7300万円と大幅な増益となったことも相まって、これらを好感した買いが集まったようだ。最終利益の通期計画に対する進捗率は約82%に上った。4~12月期の売上高は同29.1%増の40億2300万円だった。企業へのサイバー攻撃が相次ぐなか、セキュリティーソリューションサービスが伸長したという。

■住友理工 <5191>  706円  +69 円 (+10.8%)  本日終値  東証プライム 上昇率10位
 住友理工<5191>が続急騰。この日、23年3月期第3四半期累計(22年4~12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。最終損益の見通しを10億円の黒字から12億円の黒字(前期は63億5700万円の赤字)に引き上げたことなどを好感した買いが入ったようだ。売上高の見通しは据え置いた。原材料価格高騰分の一部売価反映や、経費支出の抑制などが利益を押し上げる要因となった。4~12月期の売上高は前年同期比22.9%増の3951億600万円、最終損益は25億2900万円の赤字(前年同期は46億4400万円の赤字)だった。

■アルプス物流 <9055>  1,325円  +126 円 (+10.5%)  本日終値
 アルプス物流<9055>が急伸し、昨年来高値を更新した。31日の取引終了後、23年3月期第3四半期累計(22年4~12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。最終利益の見通しは従来の42億円から49億円(前期比36.2%増)に引き上げた。期末配当予想はこれまでの23円から5円増額。前期末比11円増配の28円とした。これらを好感した買いが入ったようだ。売上高の見通しは1210億円から1215億円(同6.8%増)に見直した。電子部品物流事業での国際貨物の荷動きが底堅く推移したことなどを業績予想に反映させた。4~12月期の連結決算は、売上高が前年同期比9.2%増の932億3500万円、最終利益が同59.4%増の42億4000万円だった。

■ベネフィット・ワン <2412>  2,309円  +182 円 (+8.6%)  本日終値
 31日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は12%増益」が好感された。
 ベネフィット・ワン <2412> [東証P] が1月31日大引け後(16:50)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比17.5%減の78.8億円に減り、通期計画の107億円に対する進捗率は73.0%となり、5年平均の71.1%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒ベネフィット・ワンの詳しい業績推移表を見る

■エンプラス <6961>  4,045円  +305 円 (+8.2%)  本日終値
 エンプラス<6961>が急騰、大きくマドを開け前日比510円高の4250円まで上値を伸ばした。中期波動の分水嶺である75日移動平均線を一気に上回ってきた。微細加工技術を得意とする精密樹脂加工メーカーで、半導体向けで需要獲得が進み、足もとの業績は急拡大局面にある。31日取引終了後に発表した23年3月期第3四半期(22年4~12月)の売上高は前年同期比35%増の322億7000万円、営業利益は同3.2倍の70億6400万円と変貌をみせた。半導体テスト用ソケットがサーバー向けで高水準の伸びを確保、自動車向けも好調で売り上げを伸ばした。また、同社は売上高の8割を海外で占めており、円安効果も発現している。株価は足もと急騰しているが、依然としてPER8倍前後と割安感が強く、一段の水準訂正余地を見込んだ買いを誘導している。

■ドウシシャ <7483>  1,834円  +136 円 (+8.0%)  本日終値
 31日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が7%増益で着地・10-12月期も23%増益」が好感された。
 ドウシシャ <7483> [東証P] が1月31日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比6.5%増の74億円に伸び、通期計画の84億円に対する進捗率は88.2%となり、5年平均の90.1%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒ドウシシャの詳しい業績推移表を見る

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