【材料】P&Gが決算受け下落 販売数量が予想以上に減少=米国株個別
P&G<PG>が取引開始前に10-12月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想範囲内となった一方、既存事業売上高の伸びは予想を若干上回った。
ただ、株価は下落。販売数量が予想以上に減少しており、消費者の需要が減少していることを示唆した。再度の値上げで販売数量の減少を補っているものの、販売数量は全てのカテゴリーで減少した。
ガイダンスも公表し、1株利益の伸びは引き続き0-4%の下限を見込み、既存事業売上高の伸びは上方修正したものの予想には届かなかった。
同社のシュルテンCFOは「消費者は食料品を買い足す前に使い切り、ペーパータオルなどの使用量もより慎重になっている。それでも、値上げに対する消費者の反応は予想よりずっと穏やかだ」と語った。
また、ロシアと中国が販売減少の一因となった。同社はウクライナ侵攻後のロシアでの事業を縮小し、中国のゼロコロナ規制が同国の小売業者に打撃を与えている。
一方、為替変動の影響や商品・運送費の増加幅は縮小している。ドル安の影響もあり、従来の39億ドルから37億ドルに縮小する見込み。ドルはここ数週間、ピーク時の水準から急落しており、海外で事業を展開する同社にとって追い風となる可能性はある。
(10-12月・第2四半期)
・1株利益:1.59ドル(予想:1.60ドル)
・売上高:207.7億ドル(予想:207.4億ドル)
・既存事業売上高:5.0%(予想:4.8%)
ビューティー:3.0%(予想:4.6%)
グルーミング:0%(予想:4.2%)
ヘルスケア:8.0%(予想:7.7%)
ファブリック&ホームケア:8.0%(予想:5.9%)
ベビー・女性・ファミリーケア:4.0%(予想:4.5%)
・既存事業販売数量:-6.0%(予想:-2.6%)
・FCF(調整後):28.7億ドル
(通期見通し)
・1株利益(調整後):0~4.0%の下限付近
・既存事業売上高:4~5%(従来:3~5%)(予想:+5.2%)
(NY時間09:33)
P&G<PG> 144.14(-1.36 -0.93%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ただ、株価は下落。販売数量が予想以上に減少しており、消費者の需要が減少していることを示唆した。再度の値上げで販売数量の減少を補っているものの、販売数量は全てのカテゴリーで減少した。
ガイダンスも公表し、1株利益の伸びは引き続き0-4%の下限を見込み、既存事業売上高の伸びは上方修正したものの予想には届かなかった。
同社のシュルテンCFOは「消費者は食料品を買い足す前に使い切り、ペーパータオルなどの使用量もより慎重になっている。それでも、値上げに対する消費者の反応は予想よりずっと穏やかだ」と語った。
また、ロシアと中国が販売減少の一因となった。同社はウクライナ侵攻後のロシアでの事業を縮小し、中国のゼロコロナ規制が同国の小売業者に打撃を与えている。
一方、為替変動の影響や商品・運送費の増加幅は縮小している。ドル安の影響もあり、従来の39億ドルから37億ドルに縮小する見込み。ドルはここ数週間、ピーク時の水準から急落しており、海外で事業を展開する同社にとって追い風となる可能性はある。
(10-12月・第2四半期)
・1株利益:1.59ドル(予想:1.60ドル)
・売上高:207.7億ドル(予想:207.4億ドル)
・既存事業売上高:5.0%(予想:4.8%)
ビューティー:3.0%(予想:4.6%)
グルーミング:0%(予想:4.2%)
ヘルスケア:8.0%(予想:7.7%)
ファブリック&ホームケア:8.0%(予想:5.9%)
ベビー・女性・ファミリーケア:4.0%(予想:4.5%)
・既存事業販売数量:-6.0%(予想:-2.6%)
・FCF(調整後):28.7億ドル
(通期見通し)
・1株利益(調整後):0~4.0%の下限付近
・既存事業売上高:4~5%(従来:3~5%)(予想:+5.2%)
(NY時間09:33)
P&G<PG> 144.14(-1.36 -0.93%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美