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【材料】Gunosyが昨年来安値を更新、広告宣伝投資の増額で23年5月期は一転営業赤字に

Gunosy <日足> 「株探」多機能チャートより
 Gunosy<6047>が続落し、昨年来安値を更新した。前週末13日の取引時間終了後、23年5月期第2四半期累計(6~11月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。営業損益の見通しはこれまでの2億円の黒字から2億9000万円の赤字(前期は4億1200万円の黒字)に引き下げた。営業赤字の計画となったことを嫌気した売りが膨らんだようだ。

 売上高は90億円から82億5000万円(前期比8.3%減)に見直した。アドネットワークに関連する売上高について、広告単価が想定よりも低く推移していることに加え、6~8月期のメディア事業のユーザーあたりの収益性が想定よりも低下した。主要プロダクト「グノシー」の広告宣伝投資の前倒しの実施とともに、下期の同投資の増額も決め、これらを背景とした単体業績予想の修正を連結業績予想に反映した。

 更に同社は、戦略投資先のインドのGaragePreneurs Internet(ガレージプレナーズ社)における新プロダクトのリリースに関連し、新プロダクトへの移行は順調としながらも、ユーザーの動向を踏まえた同社に関わる持ち分法投資損益を合理的に算出することが困難となったと言及。通期の経常利益と最終利益の予想については、これまでの見通しを撤回して非開示とした。

出所:MINKABU PRESS

最終更新日:2023年01月16日 12時35分

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