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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 いちご、セブン&アイ、トレファク (12日大引け後 発表分)

いちご <日足> 「株探」多機能チャートより

 1月12日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 いちご <2337> [東証P]  ★今期経常を一転34%増益に上方修正
 ◆23年2月期の連結経常利益を従来予想の71.5億円(予想レンジ中値)→100億円に39.9%上方修正。従来の4.3%減益予想から一転して33.9%増益見通しとなった。コロナ禍からの経済活動再開を背景にホテル部門の力強い回復が継続していることに加え、いちごオフィスリート投資法人 <8975> [東証R]の大型売却益による成果報酬を計上することも利益を押し上げる。

 トレファク <3093> [東証P]  ★今期経常を23%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も5円増額
 ◆23年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比3.1倍の19.4億円に急拡大して着地。リユースへの需要が引き続き強く推移し、既存店売上高が大きく伸びたことが寄与。
  併せて、通期の同利益を従来予想の19.7億円→24.2億円に22.5%上方修正。増益率が87.6%増→2.3倍に拡大し、従来の7期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の27円→32円(前期は17円)に増額修正した。

 セブン&アイ <3382> [東証P]  ★今期経常を6%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆23年2月期の連結経常利益を従来予想の4424億円→4675億円に5.7%上方修正。増益率が23.4%増→30.4%増に拡大し、従来の3期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。今期業績の上方修正は昨年10月に続き、3回目。21年5月に取得した米コンビニ「スピードウェイ」との統合効果などで、海外コンビニエンスストア事業の収益が想定より伸びることが要因。

 久光製薬 <4530> [東証P]  ★3-11月期(3Q累計)経常は50%増益・通期計画を超過
 ◆23年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比50.1%増の130億円に拡大して着地。海外売上高の拡大が収益を牽引した。円安が追い風となったほか、コロナ禍に伴う行動制限が緩和されたアジアを中心に一般用医薬品の販売が伸びた。
  通期計画の127億円をすでに上回っており、業績上振れが期待される。

 FIXER <5129> [東証G]  ★9-11月期(1Q)経常は8.4億円、対通期進捗率45%
 ◆23年8月期第1四半期(9-11月)の経常利益(非連結)は8.4億円で着地。大型のAWS移行案件に加え、前期実施した収益認識基準の変更の影響でプロジェクト型サービスが大幅増収となった。また、前年同期に利用が少なかったSaaSの自動架電サービスが伸長したほか、リセール、マネージドサービスも順調な成長が続いた。
  第1四半期実績だけで、通期計画の18.6億円に対する進捗率は45.3%に達しており、業績上振れが期待される。

 アイドマHD <7373> [東証G]  ★9-11月期(1Q)経常は78%増益で着地
 ◆23年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常利益は前年同期比77.8%増の7.5億円に拡大して着地。企業における人材不足が深刻化するなか、主力の営業支援サービスを中心に受注が大きく伸びたことが寄与。在宅ワークが定着化した環境下でオンラインセールスの手法を必要とする中小企業のニーズを捉えた。
  第1四半期実績の通期計画(20.3億円)に対する進捗率は37.0%に達しており、業績上振れが期待される。

 トランザク <7818> [東証P]  ★9-11月期(1Q)経常は59%増益で着地
 ◆23年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常利益は前年同期比59.3%増の12.5億円に拡大して着地。エコプロダクツ部門でエコバッグやタンブラー・サーモボトルといった主力製品が好調だったほか、ゲーム・アニメ業界向けイベント案件やeコマースなども拡大し、33.9%の大幅増収を達成した。
  上期計画の17.3億円に対する進捗率は72.3%に達しており、業績上振れが期待される。

 オンワード <8016> [東証P]  ★今期経常を21%上方修正
 ◆23年2月期の連結経常利益を従来予想の43億円→52億円に20.9%上方修正。増益率が8.5倍→10倍に拡大する見通しとなった。アパレル事業、ライフスタイル事業ともに売上高が堅調に推移するなか、値引き販売の抑制やグローバル事業構造改革の進展による販管費の効率化が利益を押し上げる。

 トーセイ <8923> [東証P]  ★今期最終は9%増で2期連続最高益、9円増配へ
 ◆22年11月期の連結最終利益は前の期比28.1%増の86億円に伸びて着地。続く23年11月期も前期比9.1%増の93.8億円と2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は不動産再生事業で中型物件や大型物件の販売が伸びるほか、ホテル事業の営業損益が黒字化する計画。
  併せて、今期の年間配当は前期比9円増の60円に増配する方針とした。

 ブックオフG <9278> [東証P]  ★今期経常を一転13%増益に上方修正、配当も2円増額
 ◆23年5月期上期(6-11月)の連結経常利益は前年同期比84.9%増の12.2億円に拡大して着地。国内で富裕層向けサービスを展開するプレミアムサービス事業やアメリカ・マレーシアを中心とした海外事業が好調だった。トレーディングカード・ホビーを中心に国内ブックオフの既存店売上高が前年を上回ったことも増益に貢献した。
  併せて、通期の同利益を従来予想の23億円→26億円に13.0%上方修正。従来の0.3%減益予想から一転して12.7%増益見通しとなった。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の20円→22円(前期は20円)に増額修正した。

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