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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):F&LC、エアトリ、ソニーG

F&LC <日足> 「株探」多機能チャートより
■F&LC <3563>  2,815円  +232 円 (+9.0%)  本日終値  東証プライム 上昇率3位
 FOOD & LIFE COMPANIES<3563>が大幅続伸。5日の取引終了後に発表した12月度の月次情報で、国内スシロー既存店売上高は前年同月比22.3%減と7カ月連続で前年実績を下回ったものの、11月の同25.2%減から減収率が縮小しており、これが好材料視された。客数は同31.4%減と前年割れが続いたが、客単価が同13.4%増と2ケタ増となったことが牽引した。

■日機装 <6376>  968円  +48 円 (+5.2%)  本日終値
 日機装<6376>が5日ぶりに反発。午前9時台のテレビ朝日系情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」で、同社の航空機逆噴射装置向けカスケードが経済産業省の2020年版「グローバルニッチトップ企業100選」に選定されていることが紹介されたことが好材料視されたもよう。また同様に同番組で紹介されたNITTOKU<6145>、オプテックスグループ<6914>なども買われている。

■エアトリ <6191>  2,512円  +102 円 (+4.2%)  本日終値
 エアトリ<6191>が大幅高。5日取引終了後、グループ会社のエアトリプレミアム倶楽部が、会員制VIP人間ドックの「THE PREVENTION CLINIC TOKYO」との業務提携を締結したと発表。あわせて、高級人間ドックサービスとそのセット商品の取り扱いを始めると公表した。これらを材料視した買いが株価の支えとなったようだ。今回の業務提携により、エアトリプレミアム倶楽部の会員に対し、THE PREVENTION CLINIC TOKYOでのプレミアム人間ドックや、「ザ・ペニンシュラ東京」での宿泊付きプレミアム人間ドックといったセット商品など、豊富な人間ドックプランの提供を始めるとしている。

■フリー <4478>  2,944円  +102 円 (+3.6%)  本日終値
 フリー<4478>が続伸。午後2時ごろ、同社の「freee人事労務」が、onetap(東京都千代田区)が提供するSaaSアカウントの自動設定と棚卸台帳を行う「LOCKED DAS」との連携を開始したと発表しており、好材料視された。今回の連携により、「freee人事労務」上に登録されている従業員情報を他のSaaSへ自動で設定することや、他のSaaSに登録された情報を自動で「freee人事労務」に設定することが可能になる。また、詳細な従業員項目の設定や、各SaaS固有の設定値も自動で設定できるようになるため、アカウントや人事情報に関する運用を効率化するとしている。

■INPEX <1605>  1,356円  +34 円 (+2.6%)  本日終値
 INPEX<1605>や石油資源開発<1662>、ENEOSホールディングス<5020>といった石油関連株が高い。5日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の2月限が前日比0.83ドル高の1バレル=73.67ドルと3日ぶりに上昇した。前日までの下落で値頃感からの買いが流入した。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間在庫統計で暖房油を含む留出油の在庫が減少したことも、原油相場の上昇要因に働いた。

■セリア <2782>  2,957円  +72 円 (+2.5%)  本日終値
 セリア<2782>は続伸。同社は5日取引終了後、12月度の月次売上高を公表。既存店売上高は前年同月比1.0%増となり、14カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されたようだ。既存店の客数が同0.3%増となったほか、客単価が同0.7%増となったことが寄与した。なお、全店ベースの売上高は同5.1%増で、3カ月連続のプラスとなっている。

■ソニーグループ <6758>  10,635円  +250 円 (+2.4%)  本日終値
 ソニーグループ<6758>は朝安後切り返す展開となった。ホンダ<7267>と共同出資する電気自動車(EV)の合弁会社ソニー・ホンダモビリティに関し、同社の水野泰秀会長兼CEO(最高経営責任者)が、新規株式公開(IPO)の検討を行っていると明らかにしたと一部で伝わった。報道を手掛かり視した買いが株価を下支えしたとみられている。ホンダ<7267>もしっかり。報道によると、米ラスベガスでのテクノロジー見本市「CES」で水野会長兼CEOは記者団に対し、EVの生産について、かなりのコストがかかるとしたうえで、資金調達の手段のひとつとしてIPOが検討されていると述べたという。

■スズキ <7269>  4,258円  +80 円 (+1.9%)  本日終値
 スズキ<7269>が続伸。6日付の日本経済新聞朝刊は、「2022年のインドの新車販売が少なくとも425万台となり、日本の420万台を抜いて初めて世界3位となった」と報じた。インドの人口は23年にも中国を上回り、世界最多となる見込みであり、同社子会社でインド国内最大手のマルチ・スズキの中長期的な拡大と業績貢献を期待した買いが集まったようだ。報道によると、インド自動車工業会がまとめた11月までの新車販売台数と、マルチ・スズキが発表した12月の販売実績を加えると約425万台となり、今後計上される10~12月の商用車などの実績を加えると、さらに増える見込みという。

■HOYA <7741>  12,640円  +235 円 (+1.9%)  本日終値
 HOYA<7741>が3日ぶりに反発。5日の取引終了後、韓国に白内障用眼内レンズの販売子会社を設立すると発表しており、好材料視された。白内障用眼内レンズに関して、今後も成長が見込まれる韓国市場における販売体制を強化することが目的という。なお、同件による23年3月期業績への影響は軽微としている。

■ユーグレナ <2931>  941円  +14 円 (+1.5%)  本日終値
 ユーグレナ<2931>が4営業日ぶりに反発。同社は5日、アロマ空間デザイン事業を展開するコードミー(横浜市西区)との共同研究で、ユーグレナエキスの調合香料が嗜好性向上に寄与することを確認したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。両社はユーグレナエキスの香りと機能性に関する研究を継続し、将来的にはコードミーのソリューション・フレグランス事業におけるフレグランス製品の開発に加えて、アロマ空間デザイン事業への応用も見据えているという。

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