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【材料】ウォルグリーンが決算受け下落 通期1株利益の見通し据え置き=米国株個別

 ドラッグストアとヘルスケアを手掛けるウォルグリーン・ブーツ・アライアンス<WBA>が下落しており、ダウ平均を圧迫。取引開始前に10-12月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ドル高の逆風が緩和し、ドラッグストアの売上高が予想を上回った。また、ガイダンスも公表し、1株利益は従来の見通しを据え置いたものの、売上高見通しは上方修正した。

 専門医療と緊急医療を提供するサミット・ヘルスシティMDの買収が米医療事業の規模と利益の促進に寄与した。

 新設したヘルスケア部門の売上高は9.89億ドルとなり、予想を下回った。同社は米国内の店舗にプライマリーケアセンターを追加し、医療保険会社と提携するなど、ヘルスケアへの参入を深めている。

 株価は冴えない反応。通期の1株利益の見通しを据え置いたことを嫌気している模様。

(10-12月・第1四半期)
・1株利益(調整後):1.16ドル(予想:1.14ドル)
・売上高:333.8億ドル(予想:329.1億ドル)
  米国:272.0億ドル(予想:266.2億ドル)
  海外:52億ドル(予想:51.7億ドル)
・粗利益率(調整後):21.0%(予想:21.3%)

(23年度通期見通し)
・1株利益(調整後):4.45~4.65ドルに据え置き(予想:4.51ドル)
・売上高:1335~1375億ドル(従来:1305~1340億ドル)

(NY時間09:38)
ウォルグリーン<WBA> 34.97(-2.52 -6.72%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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