市場ニュース

戻る
 

【市況】このあと12月のISM製造業景気指数 2カ月連続で50以下が見込まれる

 このあと日本時間0時に12月のISM製造業景気指数が発表される。予想は48.6と判断基準である50を2カ月連続で下回ることが見込まれている。前回11月は受注指数が3カ月連続で低下し、生産も弱含んだ。ただ、仕入価格は8カ月連続で下げ、サプライチェーンのひっ迫は緩和が示されている。

 12月は米製造業がFRBの利上げの影響を受け、将来の需要低迷に備え続けていることが示されると予想しているようだ。ISM製造業景気指数とGDPとの関係で言えば、48.7を上回っていれば、GDPがまだ拡大を示唆していると言われている。しかし、今回はその分岐点付近まで落ち込むと見込まれているようだ。

 市場は米経済のリセッション(景気後退)入りの確率を60%程度と見ているが、中には今年後半の景気後退リスクを80%程度と見る向きもいる。今回のISM指数が予想を下回る内容であれば、米経済の景気後退リスクは60%以上に高まることも予想される。

ISM製造業景気指数(12月)0:00
予想 48.6 前回 49.0

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探からのお知らせ

    日経平均