【材料】ナイキが決算受け大幅高 北米が好調 アナリストからも高評価=米国株個別
ナイキ<NKE>が大幅高。前日引け後に9-11月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高が予想を上回った。北米での販売が好調だった。在庫は予想以上に膨らんだものの、粗利益率は予想を若干下回った。
在庫は前年比43%増の93億ドルに急増。過剰な商品在庫が販促活動を促し、収益性を悪化させている。粗利益率は、特に北米での在庫整理を積極的に進めたため、3.0%ポイント低下して42.9%となった。ただ、予想ほどではなかった。また、中国での売上高は3%減の17.9億ドルとなり予想を下回った。中国政府がゼロコロナ政策を解除する中、投資家は現地の最新情報に注視している。
アナリストからは高評価が出ている。「第2四半期における北米とEMEAの業績が際立っていた。同社の消費者直結型製品への転換がようやく利益拡大をもたらす初期の兆候を示している。在庫と中華圏は依然としてオーバーハングしているが、正しい方向へ向かっている」と評した。
(9-11月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.85ドル(予想:0.65ドル)
・売上高:133.2億ドル(予想:125.7億ドル)
北米:58.3億ドル(予想:53.5億ドル)
EMEA:34.9億ドル(予想:32.9億ドル)
中華圏:17.9億ドル(予想:18.1億ドル)
アジア太平洋・中南米:16.0億ドル(予想:15.5億ドル)
・粗利益率(調整後):42.9%(予想:42.1%)
・在庫:93.3億ドル(予想:83.7億ドル)
(NY時間09:35)
ナイキ<NKE> 116.27(+13.06 +12.65%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
在庫は前年比43%増の93億ドルに急増。過剰な商品在庫が販促活動を促し、収益性を悪化させている。粗利益率は、特に北米での在庫整理を積極的に進めたため、3.0%ポイント低下して42.9%となった。ただ、予想ほどではなかった。また、中国での売上高は3%減の17.9億ドルとなり予想を下回った。中国政府がゼロコロナ政策を解除する中、投資家は現地の最新情報に注視している。
アナリストからは高評価が出ている。「第2四半期における北米とEMEAの業績が際立っていた。同社の消費者直結型製品への転換がようやく利益拡大をもたらす初期の兆候を示している。在庫と中華圏は依然としてオーバーハングしているが、正しい方向へ向かっている」と評した。
(9-11月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.85ドル(予想:0.65ドル)
・売上高:133.2億ドル(予想:125.7億ドル)
北米:58.3億ドル(予想:53.5億ドル)
EMEA:34.9億ドル(予想:32.9億ドル)
中華圏:17.9億ドル(予想:18.1億ドル)
アジア太平洋・中南米:16.0億ドル(予想:15.5億ドル)
・粗利益率(調整後):42.9%(予想:42.1%)
・在庫:93.3億ドル(予想:83.7億ドル)
(NY時間09:35)
ナイキ<NKE> 116.27(+13.06 +12.65%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美