【市況】「つみたてNISA」の年投資枠を3倍の120万円へ
政府、与党は、2023年度税制改正の大枠を固めた。少額投資非課税制度(NISA)の積み立て型「つみたてNISA」の年間投資枠を現行の3倍の120万円、一般型を2倍の240万円に拡大。制度全体の生涯の投資上限は計1500万円とする。共同通信が伝えた。エコカー減税は23年4月末が期限の現行優遇水準を同年末まで据え置く。
株式に投資できる一般NISAは「成長投資枠(仮称)」と衣替えする。投資信託に限られるつみたてNISAと併用可能とし、生涯の投資上限額のうち750万円を充てることを可能とする。焦点となっている防衛財源の増税措置を決めた上で、与党税制改正大綱を週内に取りまとめる
。
車の購入時に支払う「環境性能割」(旧自動車取得税)は23年3月末が期限の現行の税率区分を同年末まで据え置く。エコカー減税は24年1月以降の対象絞り込みも固まった。優遇の際に用いる「30年度燃費基準」の達成度の下限を3年間で現行の60%から80%へ引き上げる。優遇が受けられる最低ラインが現行よりも大幅に引き上がる25年5月以降は、軽自動車を除きガソリンのみを燃料とする車は達成が難しくなり、実質的に対象から外れる可能性が高い。
一方、電気自動車(EV)は普及のため、取得時と車検時に納める自動車重量税を2回分免税とする優遇を26年4月末まで維持する。
出所:MINKABU PRESS
株式に投資できる一般NISAは「成長投資枠(仮称)」と衣替えする。投資信託に限られるつみたてNISAと併用可能とし、生涯の投資上限額のうち750万円を充てることを可能とする。焦点となっている防衛財源の増税措置を決めた上で、与党税制改正大綱を週内に取りまとめる
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車の購入時に支払う「環境性能割」(旧自動車取得税)は23年3月末が期限の現行の税率区分を同年末まで据え置く。エコカー減税は24年1月以降の対象絞り込みも固まった。優遇の際に用いる「30年度燃費基準」の達成度の下限を3年間で現行の60%から80%へ引き上げる。優遇が受けられる最低ラインが現行よりも大幅に引き上がる25年5月以降は、軽自動車を除きガソリンのみを燃料とする車は達成が難しくなり、実質的に対象から外れる可能性が高い。
一方、電気自動車(EV)は普及のため、取得時と車検時に納める自動車重量税を2回分免税とする優遇を26年4月末まで維持する。
出所:MINKABU PRESS