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【材料】ギャップが決算受け上昇 余剰在庫の処理に前進が示される=米国株個別

 アパレルのギャップ<GPS>が上昇。前日引け後に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、既存店売上高が予想外の増収となったほか、1株利益も予想を大きく上回った。今年初めに投資家の信頼を損ねた余剰在庫の処理が前進していることが示されている。

 マーティン暫定CEOは声明で「収益性とキャッシュ・フロー最適化のための実行を重視し、オペレーションをより厳格にし、品揃えのバランスをとっている」と述べた。

 在庫は、第2四半期の37%増に対し、第3四半期は12%増に縮小。第3四半期にかけて余剰在庫の整理に成功したことが示されている。

 アナリストは「改善の兆しを示す四半期だった」とした上で、「興奮する前に考慮すべき未知数が多過ぎる」とも述べていた。

(8-10月・第3四半期)
・既存店売上高:+1.0%(予想:-3.4%)
  オールドネイビー:-1.0%(予想:-5.1%)
  ギャップ・グローバル:+4.0%(予想:-5.0%)
  バナナリパブリック:+10%(予想:+12.2%)
・1株利益(調整後):0.71ドル(予想:0.02ドル)
・売上高:40.4億ドル(予想:38.0億ドル)
・粗利益率(調整後):37.4%(予想:37.5%)
・営業利益率:4.6%(予想:1.4%)

(NY時間10:26)
ギャップ<GPS> 13.64(+0.93 +7.32%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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