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【材料】アップルが4日続落 アイフォーンのリードタイムへの懸念台頭 ただ、楽観的な見方も=米国株個別

 アップル<AAPL>が4日続落。前日のFOMCを受けてIT・ハイテク株への売りが強まっており、同社株も下げが続いている。4日続落は8月以来。

 週初に、アイフォーンの組み立てを行っている台湾のフォックスコン(鴻海精密工業)の鄭州工場で感染拡大が再燃し、混乱回避のために代替拠点での生産を増強する可能性が伝わっていた。フォックスコンは深センの工場に振り分ける予定。

 市場からは、中国最大のアイフォーン生産工場周辺でのロックダウンが続いているため、そのリードタイムが長くなっているとの懸念が出ている。アイフォーン14ProおよびPro Maxのリードタイムが1週間長くなっている模様。しかし、アナリストからは「幾らかの供給の混乱はあるものの、深セン周辺での追加ロックダウンが発動されない限りは管理可能」との指摘も出ている。

 一方、サービス分野については、10月のアップ・ストアの売上高は4%減少したものの、9月よりは改善しているとしている。この動きは9月に減少が底を打ち、年末に向けて改善の可能性があることを意味し、海外のアップ・ストアのダウンロード数も10月は増加を示し、値上げが需要に大きな影響を及ぼしていないことを示唆しているという。

(NY時間12:41)
アップル<AAPL> 140.13(-4.91 -3.38%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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