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【材料】エレクトロニック・アーツは決算を受け時間外で小動きに留まる=米国株個別

 ゲーム開発のエレクトロニック・アーツ<EA>が引け後に7-9月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ゲーム部門は予想を下回ったものの、ライフサービスが好調だった。

 ただ、コンテンツ購入に伴う繰延売上げや、その他調整を除いたブッキングが予想を下回っており、ガイダンスでも通期のブッキングの見通しを下方修正している。同社は売上高の半分以上を北米以外の地域で得ており、ドル高が圧迫要因となっている模様。

 アナリストは「9月の米ゲームコンテンツへの支出は前年比で7%減少した。その中で同社は『FIFA』と『マッデン』以外の大型作品をまだ発表しておらず、昨年11月に発売されて凡庸な評価とファンの受けが悪かった『バトルフィールド2042』の余波がまだ残っている状態だ」と述べている。

 来年にはFIFAとのライセンス契約が終了するが、代わりに「EAスポーツFC」というブランドで新サッカーゲームを発売する予定。

 ただ、株価は時間外で小幅な値動きに留まっている。

(7-9月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.45ドル(予想:1.35ドル)
・売上高:19.0億ドル(予想:17.9億ドル)
  ライブサービス・その他:13.0億ドル(予想:11.3億ドル)
  ゲーム:6.02億ドル(予想:6.32億ドル)
・ブッキング:17.5億ドル(予想:17.9億ドル)
・営業キャッシュフロー:-1.12億ドル(予想:+3.56億ドル)

(10-12月・第3四半期見通し)
・ブッキング:24.3~25.3億ドル(予想:25.4億ドル)
・1株利益(調整後):2.90~3.10ドル(予想:3.00ドル)

(通期見通し)
・ブッキング:76.5~78.5億ドル(従来:79~81億ドル)(予想:79.3億ドル)
・1株利益(調整後):6.95~7.25ドル(従来:7.05~7.15ドル)(予想:7.15ドル)
・営業キャッシュフロー:16.0~16.5億ドル(予想:18.1億ドル)

(NY時間17:24)時間外
エレクトロニック・アーツ<EA> 127.00(+0.73 +0.58%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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