【通貨】外為サマリー:米金利の上昇一服で一時144円39銭まで押される
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5日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=144円64銭前後と前日に比べて50銭程度のドル高・円安で取引を終えた。米9月ADP雇用統計や米9月ISM非製造業景況指数が市場予想を上回ったことを受け、米長期金利が上昇したことがドルの支援となり、一時144円85銭まで上伸した。
ただ、この日の時間外取引で米長期金利は上昇一服となっており、東京市場のドル円相場は上値の重い展開。韓国軍合同参謀本部が朝方、北朝鮮が弾道ミサイル2発を発射したと発表したことで、地政学リスクを意識したリスクオフのドル売り・円買いも出たようで、午前9時00分過ぎには144円39銭まで押される場面があった。一方、ユーロが軟調で、前日に発表されたユーロ圏9月サービス部門購買担当者景気指数(改定値)が弱い内容だったことが影響しているようだ。
ユーロは対ドルで1ユーロ=0.9917ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0020ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=143円39銭前後と同20銭弱のユーロ安・円高で推移している。
出所:MINKABU PRESS