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【通貨】外為サマリー:一時143円50銭台に軟化、対ユーロでのドル売りが波及

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 5日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=143円84銭前後と前日の午後5時時点に比べて80銭程度のドル安・円高となっている。

 4日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=144円13銭前後と前日に比べて40銭強のドル安・円高で取引を終えた。8月の雇用動態調査(JOLTS)で求人数が大幅に減り、米労働需給の緩和が示されたことから米国の利上げ加速観測が後退。米長期金利の低下が影響するかたちで一時143円90銭まで軟化した。

 この流れを引き継いだ東京市場のドル円相場は軟調な展開。ユーロに対してドル安が進んでいることも対円でのドル売りにつながり、午前9時10分ごろには143円53銭まで押される場面があった。その後はゴトー日(5のつく日と10のつく日)に伴う国内輸入企業のドル買い・円売りが意識され下げ渋っているが、米金利の先高観が後退しているとあってドルの戻りは限定的となっている。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=0.9976ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0100ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=143円50銭前後と同70銭弱のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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