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【市況】<マ-ケット日報> 2022年9月29日

 29日の市場は日経平均が反発。終値は前日比248円高の2万6422円だった。前日の米国株が金利低下で反発した流れを受けて買い戻しが先行。270円ほど上昇して心理的な節目2万6500円に接近した。買い一巡後は模様眺めの状態となりもみ合いに。国内で政策面を含め独自の買い材料が見当たらないことが上値を重くさせている。ただ、昨日のザラバ安値(2万5938円)はあくまでも目先ではあるが短期的な底値となったかもしれない。

 昨日の米国市場は長期金利の急低下を好感してダウ平均は7日ぶりに大幅反発した。最近の波乱相場の要因のひとつとなっていた英国の金利が中央銀行による国債買入れ発表で大幅に低下。これが欧米の長期金利低下につながり一気に株式を買い戻す動きが広がった。ダウ平均は直近6日間で1900ドル近くも下げており、短期的な売られすぎ感も株高を促したようである。新型アイフォンの増産計画を見送ったアップルの下げは全体にはあまり響かなかったようだ。

 さて、東京市場は米国などと同様に自律反発の展開へ。直近2週間で日経平均は2500円以上も下げており、数日間で500円~1000円規模のリバウンドがあっても不思議ではない状況だ。本日は9月の権利落ち日で配当分として220円の落ちがある。それを考慮すれば日経平均は実質470円近く上げており、米国株並みの戻り(2%前後)にはなっているのかもしれない。(ストック・データバンク 編集部)

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